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三浦春馬、気鋭の英国人演出家に「自分とも作品とも向き合える!」水川あさみ「クマさんみたい!?」

三浦春馬、気鋭の英国人演出家に「自分とも作品とも向き合える!」水川あさみ「クマさんみたい!?」

 

 俳優・三浦春馬(24)が25日、東京・渋谷のBunkamuraで舞台「地獄のオルフェウス」(作:テネシー・ウィリアムズ/演出:フィリップ・ブリーン)の制作発表に女優・大竹しのぶ(57)、水川あさみ(31)、三田和代(72)とともに出席した。

【ほかの三浦の画像を見る】

 アメリカ現代演劇界に確固たる地位を築いたテネシー・ウィリアムズの原点ともいえる暴力的で甘美な名作戯曲の日本版で、「シアターコクーン・オンレパートリー2015」として上演され、気鋭の英国人演出家、フィリップ・ブリーンが演出を担当。三浦は「素晴らしい戯曲と出逢い、自分とも作品とも向き合える機会をいただけてうれしい。こんな機会は一生で一回あるかないか。稽古に入ったら一瞬一瞬を大切にしていきたい」と意気込んだ。

 作品はアメリカ南部の古い因習に縛られた町を舞台に、愛のない結婚をし、淡々と日常を生きる女の前にひとりの青年が現れ、その愛ゆえにタブーを犯し破滅していくという悲哀ラブストーリー。

 登場する女たちがみんな三浦を好きになって、男たちがそれに嫉妬するという設定だが、この日、場内で一番人気の男子は三浦ではなく演出家のフィリップ。ヒロイン役の大竹は「テネシー作品は久しぶりで、前回はどこまでやればよいのかわからなくなってしまったので、今回、また挑戦できてうれしい。フィリップさんの演出で絶対におもしろくなる予感がする。一ヶ月という短い時間で彼と向き合って、観ている人がすごい刺激的な一夜を得られような、観終わったら、心地よい疲労感で会場を出られるような作品にしたい」とやる気満々だ。

 自身、演劇の経験が少ないという水川は「いまはとても不安だが、(役柄は)虚言癖もある女性で心が飢えていないとできない役。私も心が飢えた状態で向き合えたらいい」と緊張気味に話したが、フィリップの印象を問われると、一転、「クマさんみたい…。すごくオシャレでキュート! 稽古からわからないことのほうが多いが、何でも質問して導いてもらえたら」と笑顔を見せた。

 また、「フィリップさんはボクがとめなければずっと話し続けてしまうほどの話し好き。つい、話に聞き入ってしまう」という三浦に、大竹が「稽古時間がお話で終わらないようにしないとね。いっぱい話を聞いて、いっぱい稽古をしたい。あと、フィリップがホームシックにならないように、みんなで遊んであげたい」と茶目っ気たっぷり。最後は大竹の音頭で出席者全員でフィリップを囲んで記念写真を撮るなど、すでに和やかなチームワークを見せていた。

 5月7日、Bunkamuraシアターコクーンで開幕!

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上原健二
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