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平均年齢20歳の注目株 ARCHAIC RAG STOREとは?
元BLANKEY JET CITYの浅井健一プロデュースのもとで活動していた前進バンドのメンバーだった鴻池遼(Vo&G)と横山航大(B)。
Synk;yet「罪を犯した僕を救ってください」熱狂と恍惚のステージ
彼らとの良き対バン相手だったバンドに在籍していた奥村眞也(Dr)の3名を中心に2013年3月にARCHAIC RAG STOREは誕生した。
当時は、遼と航大の中学時代からの同級生だったギタリストがメンバーとして参加していたが、表現したい音楽の方向性が異なることから2014年11月に脱退。
「COUNTDOWN JAPAN」にも出演経験のある元RAGOUTの雅景(G)をサポートに迎え活動していく中、2014年2月に彼を正式メンバーへと迎え入れ、現在のラインナップに落ち着いた、遼と航大は現在19歳、雅景と眞也は21歳。平均年齢20歳という若さとは裏腹に、4人とも卓越したテクニックを誇るように、すでにライブハウス界隈では、そのポテンシャルの高さに熱い視線が注がれている。
よくガレージロックやポストパンク系バンドと紹介されることの多いARCHAIC RAG STOREだが、彼らの音楽性をあえてひと言で現すなら、「感情描写型ロックバンド」。
楽曲を担っているのが、ヴォーカルとギターを担当している鴻池遼。彼自身は「音楽で飯を食っていく」という明確な意志を抱いている。しかも「アンダーグラウンドな世界の中、好きな音楽を放り投げて満足するのではなく、大きな世界へ飛び出し、たくさんの人たちの感情を、心揺さぶる音楽で踊らせたい」強い意志を持って活動している。
事実、ARCHAIC RAG STOREの音楽からは、遼自身の、夢を貪るように食らおうとしてゆく日々の中から生まれる「葛藤や」や「苛立ち」などが、骨太でソリッドなギターロック・サウンドと、感情のままに高揚してゆく熱い歌声に乗せ響き渡ってゆく。着飾ることのない真っ直ぐな音と歌声だからこそ、思いきり剛速球な想いの塊となって身体を震撼させていく。
ARCHAIC RAG STOREのメンバーは。中でも鴻池遼は、夢が明確に見えながらも、その夢を手にする術を見いだせず、もがき、あえいでは、何処にぶつけて良いのかわからない感情を、そのまま「楽曲」へ叩きつけている。だから、その叫びが気持ちを揺さぶる。答えはあるのに、その術をつかめない自分に苛立ちを覚える姿が、歌の中へ強烈なエナジーとなって閉じ込められていく。
彼らと同じよう、「明確な姿は見えてるんだけど、それをつかむまでの術を上手くつかめずに回り道をしたり」、闇から抜け出せずに夢をあきらめてしまう人たちは、昔も今も、何時、どんな時代にも居る。ARCHAIC RAG STOREの音楽が、そういう「心葛藤する人たちの心の友」や「光へ進むうえでの明かり」になっているのも事実だが、そんな奇麗事は、みんなわかっていること。
ARCHAIC RAG STOREの音楽が気になるのも、未完成ゆえの衝動を飾ることなくぶつけてくるからだ。彼らもまた、毎日を生きるのがとても不器用な奴ら。そんな糞ったれ共の心の叫びは、糞ったれな人生を歩み続ける人らに、何よりも嬉しい仲間の呼び声として届いてきた。
♪変わりゆく世界 変われない僕ら それでもいかなきゃ♪。そうやって日々葛藤しながらも、僕らは明日へ歩いてゆく。こういう音楽と心で想いを分かち合いながら…。(TEXT:長澤智典)