杉本有美だけじゃない…現役グラドル「ノーギャラ撮影は当たり前」な薄給事情

　

　

　　アラサーなのに万年貧乏な吉沢さりぃです！　2014年末にガスも電気も止まり、挙句、マンションの更新料の通知まできて『地元へ強制送還？』と一瞬、目眩がしました。

　　一見華やかに見えるグラビアアイドルですが、本当に薄給。世の大多数のグラドルは、グラビアだけでは食っていけずに、バイトをしています。最近同じアラサーグラドルちゃんとは「彼氏より家賃がほしい」と言い合ったものでした。

　　もっとも、たとえ薄給でも、他の仕事にはない夢があるからこそ頑張れるのですが、やっぱり、そこそこ家を追い出されないぐらいのお金は欲しい！

　　そんなグラドル業界ですが、とにかくギャラは不透明。当初の提示額の何分の1かしか振り込まれていないなんてのもよくある話。たまにマネージャーさんがいくらで引き受けたか口を滑らせ、「えッ、そんなに抜いていたの!?」と仰天したこともありました。

　　今回は、以前、私がフリーで活動しだしてから遭遇した後味の悪い仕事のお話をしましょう。

　　当初、そのDVDの仕事を受けた際は、「安いけれども必ずギャラはお支払いします」という話でした。ですが、その撮影では、NG項目がしっかりと先方に伝わっていなかったことから、現場はピリピリムードに。

　　NG項目とは、以前もご説明しましたが、各グラドルには、「ここまでだったらできる、これはNG」という項目があります。例えば、あるグラドルにとってはTバックはNGとか、また別のグラドルにとっては手ブラはNGなどと個々で決められているのです。

　　私の方としては、「ここまでやりたくない」と思っているけれど、DVD制作者としては「売るためにここまではやってほしい」と考えています。そのため、その日の現場では、布数センチの仁義なき攻防が繰り広げられたのです。たとえ自分の印象が悪くなってしまったとしても、NG項目を変えてしまうと今後のグラドル活動にも支障が出てしまうため譲れません。

発売中止でノーギャラだったハズが…

　　撮影の翌日、私を預かりという形でマネージメントしてくれていたマネージャーさんから連絡があり打ち合わせすることになりました。

　「いやあ、参ったなあ。こんなことは初めてなんだけど、制作側から大クレームがきているよ。君が頑張るって言ったから、DVDを決めてやったのに、この内容なら他の子に差し替えて発売中止にしたいってさ。中止だったら当然ノーギャラね」

　　私もこのときばかりは制作者の意に沿うことができず、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。…