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橋下氏 上西氏騒動を改めて陳謝 HPリンク「外して」と要望
維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長(45、大阪維新の会代表)が13日、大阪維新が改選前から勢力拡大した大阪府議選・市議選の投票結果について取材対応した。厳しい改革路線の中、有権者の一定理解が得られたと感謝を述べ、上西小百合衆院議員(31)の疑惑騒動の影響に関しては「僕がコメントすることではない」としながら「あの議員の給料が税金で支払われることになったのは、公認した僕の責任」と改めて陳謝した。
また上西氏のホームページに大阪都構想のリンクが残っていることに「外してもらっていい」と述べた。大阪市役所で登庁時に記者団の質問に答えた。
40分以上に及んだ取材対応で、橋下氏は「将来の大阪のために今の有権者には批判の嵐を受けるような改革をやってきた。維新のメンバーも相当にしんどかったと思うが、一定の結果を出してくれた。なにより有権者の皆さんにご理解いただけたのが一番です」と、しみじみと語った。
選挙期間中に起こった上西氏の騒動および除名処分の影響については「僕がコメントすることではない」と返した。ただ昨年12月の衆院選後に「勘違いしている議員がいる」と語っていた橋下氏は、この日「(上西氏に)大阪府議団の総会にしっかり出て、一から勉強するように指示してたんですけど、担当者から『改善の見込みなし』の報告があった」と説明した。
維新は除名処分とした上西氏は比例区で復活当選した身分だが、議員辞職を拒否。橋下氏は、自身が上西氏を国政に押し上げた責任論がくすぶっていることには「そうですね。あります。公認したわけですから」と謝罪。「今回、辞職せず個人で国民の期待に応えるというのは比例代表制の主旨とは違うと思う」としたうえで、対応は維新の党執行部に任せる考えを示したが「除籍はしましたけど、大阪で公認してこういう事態になってしまったのは僕の責任。あの議員の給料が税金で支払われることになったのは、公認した者の責任。国民の皆さんに申し訳ないです」と謝罪した。
一方で今後、5月17日に住民投票が行われる大阪都構想に関しては「支持政党に関係なく、未来の大阪のために必要かどうかを判断していただけるよう、説明していきたい」とした。
上西氏が除名後に公式HPから維新マークなどを外すも、大阪都構想のバーナーリンクが残っていることを聞かれると「ああそうなんですか。まあ各政治家の考えですから」としたが、歓迎するかを問われると「何にもなりません。外してもらっていい。毎日新聞とかでコラム書いたら。維新批判とか」と突き放していた。