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橋下氏、上西氏を除名&絶縁!
維新の党・橋下徹最高顧問(45)=大阪維新の会代表=は4日、3月の衆院本会議を欠席した際の不可解な行動が疑惑騒動に発展した、上西小百合衆院議員(31)を大阪維新から除名すると公表した。橋下氏は次回選挙での出直し出馬を前提に辞職勧告したところ、上西氏に一蹴されたとし「2度と維新から出馬させない」と絶縁宣言。維新の党も近く厳罰処分を下すもようだ。
大阪市内で行った街頭演説で、橋下氏は「上西小百合を大阪維新の会から除名します」と宣告した。
3日深夜の3時間に及んだ上西氏の疑惑釈明会見に同席した橋下氏。この日はまず、その結果を市民に報告。国会病欠後の上西氏と男性秘書との旅行疑惑に関しては「仕事の一環」との主張に一定の理解を示したが、病欠前夜に飲食店を3軒ハシゴしていたことや、疑惑発覚後のテレビ取材を不遜な態度で拒否して騒動を肥大化させたことを「議員として問題」と指摘した。
そのうえで「上西はかねて議員としての言動に問題があった」と党内で再教育中だったことを明かし「改善の見込みがないと報告があった。一連の行動と、これまでの言動を総合的に判断した」と除名理由を説明した。
橋下氏は上西氏とのやりとりも“暴露”。「こんなグダグダな状況にした責任をとって身を引き、次の選挙で維新から出直しては」と辞職勧告したところ、上西氏から「議員の身分は法に触れない限り奪われない」「それだったら除籍で結構です」と拒絶されたことも明かした。
怒り心頭の橋下氏は「(初当選から)2年で完全に永田町の感覚だ。あの議員とは2度と付き合わない」と今後選挙では公認しないと宣告。「税金があんな議員の給料になることを認めたら維新は崩壊する」と批判した。
また同じ演説で維新の党・江田憲司代表(58)も「大阪維新の判断を尊重し、厳しく処断する」と除名を示唆。政党は議員の進退自体には関与できないが、上西氏は前回衆院選で比例区で復活当選しており、厳しい立場となりそうだ。