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濱田龍臣と加藤清史郎に見る、 “子役” から “俳優” への成長
神木隆之介、井上真央、三浦春馬など、子役出身の俳優が第一線で活躍する中、子役からの脱皮を図るも思春期などの壁に阻まれ、早々に芸能界を去る者も少なくない。そんな中、子役として一世を風靡しながらも、自身の成長する姿を武器に着実に俳優への階段を上り始めている中学生がいる。濱田龍臣と加藤清史郎、この2人に注目してみたい。
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現在14歳の濱田は、2010年、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で福山雅治演じる坂本龍馬の幼少期を務め注目を集める。さらに同年、往年の人気アニメを実写化したドラマ『怪物くん』で人間界の少年・市川ヒロシ役を好演し、その年の「ゴールド ドリーム アワード 2010」で金の卵賞を受賞。可愛さ全開の『ルック まめピカ』(ライオン)などCMにも多数出演、子役として大成功を収めた。
濱田の魅力は、演技もさることながら、福山の幼少期を違和感なく演じられる美しい風貌。クリクリっとした瞳が愛らしかった子供時代からイケメンの片鱗をのぞかせていたが、14歳になり、端正なマスクと4年で40cm伸びたという173cm(2014年12月現在)のモデル体型を目にした時は、急激な成長への驚きと、「やっぱりな」と納得する気持ちが混在したものだ。
ドラマ『相棒season13』やGReeeeNのシングルPV『僕らの物語』など、最近の出演作品を観る限り、濱田は子役の殻を完全に脱ぎ捨てた。 一方、現在13歳の加藤清史郎は、濱田と似た道のりを歩んでいる。2009年、NHK大河ドラマ『天地人』で妻夫木聡演じる直江兼続の幼少期を務め、視聴者から「あの子役は誰?」という問い合わせが殺到。続く2011年公開の三池崇史監督映画『忍たま乱太郎』では実写映画初主演を果たした。さらにトヨタ自動車のCM『こども店長』シリーズではお茶の間の人気を独占、現在は実弟の憲史郎が二代目を受け継いでいる。
加藤の魅力は、飾らない素朴な親しみやすさ。ちょっぴり舌ったらずなハスキーボイス、思わずホッペを掴みたくなる愛嬌のある顔立ち。歌手デビュー曲『かつおぶしだよ人生は』をキュートに歌いこなすその姿は、癒し系の小動物のようだった。
ところが、ここ最近は、活動の場をミュージカルの舞台へと移し、『レ・ミゼラブル』などの名作に出演しながら日々スキルを磨いている。2月には市川海老蔵・中村獅童出演、宮藤官九郎脚本、三池監督の超豪華タッグで上演された『六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」』に出演。新境地に怯むことなく堂々と挑んだ。
子役から俳優へのステップアップは、本人や家族、スタッフの努力もさることながら、思春期に必ず訪れる心や体の変化にも大きく左右される。この2人にも当然、難しい時期はあっただろうが、画面を通して見る限り将来の不安よりも期待感でいっぱいだ。(文:坂田正樹)