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石橋凌のツアーファイナルにシナロケの鮎川誠がサプライズ参戦
3月20日、石橋凌が全国ツアー『Neo Retro Music 2015』のファイナル公演を東京・お台場Zepp DiverCityでおこなった。
【その他の画像】石橋凌
今年の1月28日にリリースした、渾身の最新ミニアルバム『Neo Retro Music』からの新曲はもちろん、ARB時代の自身の作詞作曲による代表曲「魂こがして」、「喝!」、「Daddys shoes」など全26曲を披露。日本を代表する鉄壁のミュージシャン、池畑潤二〈Ds〉、渡辺圭一〈B〉、藤井一彦〈G〉、伊東ミキオ〈Key〉、梅津和時〈Sax〉に、ホーンセクション3名を加え、生で聴く音楽の楽しさを体現したステージだった。なかでも、日本、そして世界が抱える現状をストレートに描き出す新曲「Rock’n Rose」、そして、今年は戦後70年。心の復興を歌う英語バージョンの「AFTER’45」が印象的に鳴り響いた。
サプライズはダブルアンコールで起きた。石橋のMCによって「ツアーのリハーサル中に悲しい知らせがありました。シーナ・フォーエバーでね……。皆さんの心の中にいつまでも輝き続けていかれる事を信じてます。ロケッツは健在です。誠さんは元気です。ギター鮎川誠!」。先日最愛の妻シーナを亡くしたロックバンド、シーナ&ロケッツの鮎川誠(66)を、石橋がスペシャルゲストとして呼び入れた。鮎川は「オレはいま世界で一番悲しい男やけど、凌が電話くれて一緒にロックンロールしようち誘ってくれた!」と叫び、スタンダード・ナンバー「Johnny B.Goode」、「STAND BY ME」、「MOJO WORKING」をプレイ。悲しみをロックンロールで昇華する友情が美しかった。
ラストは、日常への希望を込めてカバー曲「What a Wonderful World」を歌い上げ、ARB時代のロックナンバー「パブでの出来事」で締めくくった。最高のメンバーと最強の音楽を奏で、喜びを分かち合う石橋凌の笑顔が素敵な夜だった。
TEXT:fukuryu
PHOTO:渡邉俊夫
■石橋凌 オフィシャルHP
http://avex.jp/ishibashiryo/
■シーナ&ザ・ロケッツ オフィシャルHP
http://www.rokkets.com/