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会社に個人的に置いている防災グッズ -「スニーカー」「一泊用の着替え」

 会社に個人的に置いている防災グッズ -「スニーカー」「一泊用の着替え」

 

 Q.防災のため、個人的に会社に備えているものはありますか?

 もし勤務中に被災してしまった場合、会社から配給される最低限のものだけで生き延びていくのは、なかなか苦しい。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、防災のために個人的に会社に備えているものはあるか聞いてみた。周囲はどんな準備をしているのか、ぜひ参考にしよう。

 Q.防災のため、個人的に会社に備えているものはありますか?
 

 はい 23.3%
 いいえ 76.7%
 
 

 Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)備えている内容を教えてください
 

 ■水分
 ・「お茶などのペットボトル」(38歳男性/通信/技術職)
 ・「ボトルの水の備蓄」(53歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
 ・「水」(48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
 ・「水、乾パンなど」(38歳男性/情報・IT/技術職)
 ・「水と食料、発電機」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
 
 

 ■備蓄食料
 ・「カップラーメン」(41歳男性/情報・IT/営業職)
 ・「カロリーメイト1ダース」(31歳男性/商社・卸/営業職)
 ・「キットカットなどの食べ物」(26歳女性/金融・証券/専門職)
 ・「クラッカー類の長期保存のきくお菓子」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)
 ・「飴玉」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
 ・「保存食の軽食」(28歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
 
 

 ■身を守るためのグッズ
 ・「ヘルメット」(42歳女性/建設・土木/事務系専門職)
 ・「救急セットを持っている」(26歳女性/電機/事務系専門職)
 ・「救急箱」(27歳男性/金融・証券/営業職)
 ・「ライト」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)
 ・「ランタン、懐中電灯、水、食料」(44歳男性/機械・精密機器/技術職)
 ・「防災ラジオ」(26歳男性/農林・水産/技術職)
 
 

 ■自力で帰宅するために
 ・「スニーカー」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)
 ・「運動靴」(29歳男性/その他/事務系専門職)
 ・「ヒールのない置き靴」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
 ・「折りたたみ式自転車等」(23歳女性/その他/事務系専門職)
 
 

 ■帰宅できない場合に備えて
 ・「充電器、ある程度の洗面用具」(30歳女性/商社・卸/事務系専門職)
 ・「ロッカーに下着洗面道具等を常備していた」(60歳男性/その他/その他)
 ・「一泊できるように着替え」(27歳女性/学校・教育関連/専門職)
 ・「帰宅支援セット」(53歳男性/電機/技術職)
 
 

 ■セットはやっぱり便利
 ・「市販の防災セット」(53歳男性/情報・IT/技術職)
 ・「防災バッグ」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
 ・「各人に防災キット一式が配布されています」(54歳男性/電機/技術職)
 
 

 ■総評
 防災に備えて、個人的に会社に何かを置いているという人は23.3%という結果になった。会社全体としては、水や食料は備蓄しているところが多いだろうし、防災袋やグッズなどを個々の社員に配っている会社もあるようだが、さらに社員個々でも必要に即したグッズを備えておけば安心だ。

 何を防災グッズとして準備しているのか、最も多かった回答はやはり「水」と「食料」だった。食料は、長期保存のきくクラッカーや乾パン、また飴やチョコレート、クッキーなどちょっとつまめる甘いものを常備している人が多いようだ。カップラーメンや保存食など、十分1食分になるような食料を置いているという声もあった。

 身を守るためのグッズとして、「ヘルメット」や「応急セット」を常備している人、また「懐中電灯」「防災ラジオ」「毛布」「防災頭巾」「携帯の充電器」という意見も見られた。帰宅や移動などを考えると重要なのが「スニーカー」といった、歩きやすく底の厚い靴。折りたたみ自転車という意見もあったが、普段から使うこともできるし、震災時には近距離の移動に非常に役に立ちそうだ。

 帰宅困難になりオフィスに泊まることを想定して、一泊用のセットを常備しているという人もいた。下着や洗面道具など、あれば気持ちにもゆとりが生まれるだろう。「帰宅支援セット」という意見もあったが、ヘルメットや軍手、タオル、マスク、レインコート、LEDライト、カイロ、携帯トイレなど、さまざまなグッズが入ったセットが販売されている。ロッカーに私物を置ける場合などは、ひとつ用意してあれば確かに安心かもしれない。

 何も気負って「防災セット」を新たに揃えなくても、日々通勤バッグに持ち歩いているものを「防災」という観点から少し見直してみるだけで、立派に防災グッズとして機能させることができる。いつも身につけて近くに置いているバッグが最も役に立つ中身なら、言うことなし! 震災時に自分には何が必要なのか、いろいろ考えて工夫してみよう。

 調査時期: 2015年1月30日~2015年2月1日
 調査対象: マイナビニュース会員
 調査数: 男性137名 女性163名 合計300名
 調査方法: インターネットログイン式アンケート

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上原健二
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