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「大事な場面で正しいプレーができた」というジョコビッチ、マレー、錦織など上位勢が4回戦に進出 [BNPパリバ・オープン]
3月11日からアメリカ・インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/ハードコート)。
月曜日に行なわれた3回戦で、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-5 6-3で下し、4回戦進出を決めた。第1セットでは先に1-3とリードを許したジョコビッチだったが、落とせば3-5という大事な場面でフォアハンドのウイナーを決めてブレークバックに成功して流れを取り戻した。
「大事な場面で正しいショットを、正しいタイミングで打てた。頭を使ってストレートで勝てたよ」とジョコビッチはオンコートインタビューで話している。
アンディ・マレー(イギリス)はフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-1 3-6 6-1で倒しての4回戦進出。試合時間にして2時間近くかかった接戦で、猛暑の中での激しい打ち合いをマレーが制した。気温は華氏90度(摂氏約32.2度)の中での試合だった。
涼しい朝に、猛暑の午後。暖かな夜。コートのコンディションやボールスピードも、様々に変化する。マレーはそれが試合にも影響していると話す。
「暑い昼間の試合だと、自分のショットを信じてプレーする必要があって、それに頼ることになる。後ろに下がってボールをコントロールしようとしても、この状況ではうまくいかないんだ」とマレー。「昼間の試合は、もう大変だよ。ボールは高く跳ね上がるし、すごく速い。コートを飛び出していくような勢いだからね」。
マレーは4回戦でアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。マナリノは第14シードのエルネスツ・グルビス(ラトビア)を6-4 6-4で倒しての勝ち上がりだ。
第5シードの錦織圭(日清食品)は、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を6-7(8) 6-1 6-4で倒しての4回戦進出。最後のゲームでの錦織は2度のダブルフォールトを犯したが、最後は押し切って7度目の出場で自身初となる今大会での4回戦進出を果たした。
ジョン・イズナー(アメリカ)は第18シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を7-6(8) 6-2で破り、ジョコビッチとの4回戦に進むことになった。イズナーは今大会最初の2試合では、自分のサービスで12ポイントしか落としていない。
「彼はテニス史上でも最高のサービスを打つ選手の一人だろうね」とジョコビッチは言う。…