【自転車ロード】デクレルク、総合首位浮上「慣れてないけど、ジャージを守る」カタルーニャ一周第4S

　

　スペインのカタルーニャ一周、3月26日の第4ステージでベルギーのバルト・デクレルク（ロット・スーダル）が総合3位から首位に浮上した。 ジロ・デ・イタリアでステージ優勝の経験があるデクレルク。このカタルーニャ一周では第1ステージでマチェイ・パテルスキー（CCC）、ピエール・ローラン（ヨーロッパカー）らと大差で逃げ切って、総合3位につけた。 この日の山岳ステージではローランらが遅れる中、デクレルクは優勝したティージェイ・バンガーデレン（BMCレーシング）から47秒差の19位でゴール。残り3ステージを残して、リーダージャージに袖を通した。しかし、総合2位リッチー・ポート（チームスカイ）との差は、21秒とわずかである。 「このレースが始まる前は、第4ステージでリーダージャージを着るとはまったく思ってなかった。第1ステージでは集団が逃げ切りを許し、僕は大量リードをつかんだ。総合首位に立つのは慣れてないけど、今後数日は注意深く走り、ライバルについていき、このジャージを守るよ。調子はいいし、恐れる必要はないんだ」 「昨日は下りで第1集団から遅れ、貴重なタイムを失ったから自分に腹が立っていた。最難関ステージでその不満を解消しようと、モチベーションは100％だった」 「21kmの上りでは10～15番手ぐらいで走れていた。テンポが上がったとき、ローランが脱落したけど、僕はついていけた。最後の上りでアタックが起こったときも、僕はテンポを守って、ダメージをコントロールしたんだ」