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アーセナル、退団匂わすスターリングを調査。大型トレード実現も
イングランド・プレミアリーグのアーセナルが、リバプールと契約延長が難航しているFWラヒーム・スターリングの獲得に動いている。
ジャマイカ出身のスターリングは現在20歳。2010年にQPRからリバプールへ加入すると、17歳でトップデビューし、若くしてクラブの中心選手へ成長した。
クラブは先日、2017年まで契約を残すスターリングに対して、2020年まで週給10万ポンド(約1700万円)を支払う新契約を提示。しかし、同選手はこの条件を拒んでおり、シーズン終了まで交渉するつもりがないことを示唆している。
英紙『デイリー・ミラー』によれば、アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督がスターリングの潜在能力を高く評価しており、契約締結が膠着している状況に乗じて、目立たないよう調査を進めているという。ガナーズは同選手が15歳の時にも獲得に動いており、指揮官は長年思いを巡らせている。
アーセナルは、2013年夏に当時リバプールとFWルイス・スアレス(現バルセロナ)の契約の中に4000万ポンド以上のオファーが届いた場合にはクラブが選手本人に知らせることを義務付ける条項を利用し、その額に1ポンドを上乗せして提示したことで、相手との関係を悪化させたと言われている。
しかし、リバプールは、アーセナルと契約延長が難航しているFWテオ・ウォルコットの獲得に関心を示しているため、今回は交渉に応じる構えを見せている。両者の思惑が一致すれば、イングランド代表同士のトレードも実現する可能性があると報じられている。尚、2006年にガナーズへ加入したウォルコットは、ロンドンで10年目のシーズンを迎えており、レギュラーとして試合に出場できる機会を求めている。
スターリングには、アーセナルの他に、マンチェスター・シティ、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンなども関心を示している。リバプールは、同選手を説得できなかった場合、高額移籍金か英国を代表するスピードスターのいずれかを手にすることになりそうだ。