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ハリル監督、謝罪も覚悟!ウズベキスタン戦で“鬼プレス指令”
日本代表は29日、31日の親善試合ウズベキスタン戦(味スタ)に向けて都内で練習を再開した。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)はDF陣に対し、相手FWに対する当たりの弱さを指摘し、意識改革を求めた。27日のチュニジア戦とはメンバーも大きく入れ替え、サバイバル戦争が激化する次戦は、DF陣の厳しい守備から勝機を見いだす。
【写真】大迫も驚き?ハリルホジッチ監督の華麗なリフティング
ハリルジャパンの第2戦、ウズベキスタン戦は思わぬ“肉弾戦”になるかもしれない。ハリルホジッチ監督はDF陣に対し、相手FWに対する当たりの弱さを指摘。「アジア杯での日本代表は優し過ぎた。相手に対してリスペクトし過ぎている。日本人の良さだが、サッカーに関しては良くない」と強調。そして「強く当たったら、試合後に謝ればいいんだ。サッカーの試合中は敵だ」。そう熱く訴えたという。
就任後、数センチ単位にまでこだわり、プレスの仕方を指導してきた。初陣チュニジア戦では早速、激しい守備でボールを奪う場面も見られた。完封した守備陣には一定の評価も与えた。だが、相手FWに対するチェックに関してはまだまだ合格点には遠い。口を開けば日本人選手の体の線の細さを指摘、ずる賢いプレーも要求している。求めるのは反則すれすれでも相手を止めるという気迫。ウズベキスタン戦の出場が濃厚な昌子は「人格を変えて戦う」と肝に銘じていた。
まずは徹底した守備の強化――それは特に攻撃のセットプレーに関するアプローチからも明らかだ。既に指揮官は日本のセットプレーのデータも収集済み。他国に比べ成功率が低いと認識しているという。それでも現状はCK、FKいずれもキッカーは自由。選手個々のアイデアを尊重、PKに至っては挙手制だ。フィジカル強化の個別メニューも用意するなど守備からの改革を優先する。
ウズベキスタンは、W杯出場を争うライバル国。それでも指揮官は「みんなの方がよく知っているだろう」と話し、相手の映像を使ったミーティングもなかった。公開練習としたこの日から軽めのメニュー。そして試合前日となる30日もピッチ上で細かく戦術を詰める予定はない。強く当たれ――。ハリルホジッチ新監督はまず戦う上でのベースとなる「激しさ」を求めていく。