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フル出場続ける川崎Fルーキー車屋「もっと認められるように」
フル出場続ける川崎Fルーキー車屋「もっと認められるように」
[4.12 J1第1ステージ第5節 川崎F 1-1 浦和 等々力]
左サイドをえぐって先制点を演出した。序盤から主導権を握った川崎フロンターレだったが、なかなかスコアを動かすことができない。しかし前半35分にMF森谷賢太郎が先制ゴールを叩き込む。この得点をアシストしたのが、左サイドを駆け上がったDF車屋紳太郎だった。
レナトからボールを呼び込むと、対峙するMF関根貴大と駆け引きをしながらボールを運ぶ。一気のスピードアップで関根をかわすと、左足でグラウンダーのクロスを送って森谷の得点をアシストした。
「相手が結構中央に集中していて、サイドでフリーでボールを受ける場面が多かったです。(ナビスコ杯第3節の)清水戦でも結構ドリブルできていて、自信を持ってやろうと思っていたので、それがゴールにうまくつながったのかなと思います」
攻撃面だけでなく、守備面でも対面する関根に徐々に順応していく。「(関根は)ドリブラーでいい選手と聞いていましたし、前半の最初の方は押し込まれました」と振り返ったものの、「自分が起点となって敵陣に押し込もうというのがやれたと思います」と自身が高い位置を取ることで関根のプレーエリアもゴールから遠ざけた。
今季加入したルーキーながらも、ここまで全試合フル出場を果たすなど、風間八宏監督の信頼も厚い。本人は「毎試合結構ポジションが変わるので、難しいところもありますが」と語りつつも、「どのポジションでももっともっと自分を出して、チームメイトに認められてもっとパスを出してもらえるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
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