マシソン乱調＝プロ野球・巨人

　

　 ８回、中日の福田に二塁打を打たれてピンチを迎えたマシソン（右から２人目）に声をかける巨人の原監督（手前左から２人目）＝３１日、ナゴヤドーム

　 　同点に追い付いた直後の八回裏。巨人は昨季３０セーブのマシソンにマウンドを託したが、１死から連打と四球を許し満塁に。さらに代打小笠原には右前打を浴び、あっさり勝ち越しを許した。マシソンは「残念な結果になってしまった。自分が投げようとしていた球だったが、うまく引っ張られた」とうつむいた。
　　オープン戦終盤になって制球に苦しみ２軍で再調整。満を持してこの日、１軍に合流したはずだったが、２１球を投げ、１死しか取れずマウンドを降りた。斎藤投手コーチは「今はマシソンしかいないから仕方がない。投げながら修正するしかない」と苦渋の表情だった。