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夢は王国の舞台=ブラインドサッカーの川村
コロンビア戦でシュートを放つブラインドサッカー日本代表の川村(左)=22日、さいたま市のフットメッセ大宮
昨年、東京で世界選手権が開催された視覚障害者によるブラインドサッカー。日本は過去最高の6位になり、初出場を目指す2016年リオデジャネイロ・パラリンピックに向けて着実な一歩を刻んだ。その時、中心選手として活躍した川村怜(26)の夢は、変わらない。「まずリオに出て、次の東京大会ではメダルを狙いたい」。
持ち味は敵陣での積極的なプレー。小学校6年間は地元の東大阪市にあるサッカークラブでボールを追いかけ、中学と高校は陸上部で中距離のスタミナを培った。「過去の経験が今に生きている」と話す。
5歳の時、網膜に病気が見つかり手術。その2年後に網膜剥離を患い、徐々に視力が衰えていった。ブラインドサッカーに出会ったのは、針灸(しんきゅう)を学んだ筑波技術大時代。東京都内で働く現在もつくば市のクラブチームに所属し、週末に練習に通っている。
3月22日に行われたコロンビアとの親善試合ではゴール前で何度も見せ場をつくり、観客を沸かせた。「来年は(リオで)サッカー王国の雰囲気を感じながらプレーしてみたい」。川村は力強く語った。
〔ブラインドサッカー〕フットサルと同じ大きさのコートで、5対5で行う。GK以外の選手はアイマスクを着け、晴眼者が務める監督やガイドの指示を頼りにプレー。サッカーボールより一回り小さく、転がると音が出る専用のボールを使う。試合時間は前後半各25分の50分。パラリンピックでは2004年のアテネ大会から採用され、20年東京大会でも実施が決まっている。日本ブラインドサッカー協会によると、国内の競技人口は約400人。全国に15前後のクラブチームがある。