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相撲情報誌『TSUNA』が大人気! 創刊の秘密は某人気力士との出会いにあった?
現在、ブーム到来中の相撲。そんななか、配布するや否や、続々とハケてしまう相撲情報誌が『TSUNA』だ。人気作家のコラムや芸人の連載など、読みどころ満載の同誌。創刊の秘密を解き明かすべく、編集長の竹内一馬さんに話を聞いてみた。
――『TSUNA』発行のきっかけは何だったのでしょうか?
今から12年前、僕はもともとバンドマンで、CDを出したのですがまったく売れなくて。だから全国を回ったり、駅前で弾き語りライブをしたりしていたのです。そこに偶然通りかかった力士がCDを買ってくれて。それから彼と仲よくなって飲みに行ったりして、お互いの夢を約束し合いました。
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僕はロックスター、彼は上の番付の取り組みが行われる18時に近い時間で相撲をとると。その彼というのが、当時序二段だった豊ノ島関。月日は流れて、バンドをやめることが決まっていた2010年11月、九州場所で彼が14勝1敗で白鵬と優勝決定戦をしていたのです。
僕は田舎に帰るか、ほかのバンドに入るかで迷っていましたが、彼は約束通りに18時手前で優勝するかどうかの勝負をしていて、諦めずに稽古をして夢を叶える姿に、すごく心を打たれました。今まで相撲のことは『友人がお相撲さんだから観る』というくらいだったのですが、こんなに感動できることがあるのかと。
――豊ノ島関との出会いが、『TSUNA』創刊にひと役買っていたのですね。雑誌にはどんな思いが込められているのでしょうか?
創刊当時、相撲界は賭博や暴行事件、八百長など相次ぐ不祥事で人気が低迷していたとき。ずっとあった相撲紙3誌中、2誌が休刊にまでなりました。とくに、若い子に相撲の素晴らしさを知ってもらいたいのに、これでは情報が限られてくる。
だから、細かい内容は専門誌にまかせて、僕たちが相撲を知ってもらうきっかけを作れたらと、ゼロから始めて相撲オタクになれて、気軽に手に取れるフリーマガジンを創刊しようと思いました。まぁ、雑誌の編集経験がないのでお金を取れるようなものは作れない、という気持ちもあったのですが(笑)。
――今や発行すると即日はけてしまうそうですが、創刊までのご苦労は?
まず声をかけたのが、バンドマン時代に連絡先を交換していた、元チャットモンチーのドラム・クミコン(高橋久美子さん)。彼女は歴史好きだったので、相撲も好きになってくれるだろうと軽い気持ちで連絡しました(笑)。…