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<世界フィギュア>羽生強さの証明 因縁の会場で演じきる
27日に行われたフィギュアスケートの世界選手権第3日、男子のショートプログラム(SP)。羽生結弦(ANA)は強かった。腹部の手術や右足首のねんざを経て、本格的な練習を再開したのは今月初め。短期間での準備ながら、「今できることをやる」という一心で、見事に演じきった。
冒頭の4回転ジャンプは着氷が乱れて手をついたが、続く3回転半、連続3回転は成功。スピンやステップも最高のレベル4の評価をそろえた。
昨年末の全日本選手権で3連覇を果たした直後に、尿膜管遺残症がわかり下腹部を4センチ切る手術を受けた。1カ月半後に滑り始めると、「筋肉の感覚の違いが若干あって、焦って練習してしまった」ことが響き、右足首をねんざ。またも2週間休まざるを得なかった。
今大会の公式練習では、曲を流しての練習で4回転や連続3回転のジャンプを全部そろえることができなかった。テーピングを施した右足首の状態も心配させた。それでも羽生は「ほぼ万全な状態」と前を向き、手術後では初の演技を迎えた。
今季はここまで山あり谷ありだった。昨年11月は、今大会と同じ会場で行われた中国杯で他選手と激突し、流血して倒れた。傷が癒えないまま臨んだNHK杯も4位と惨敗した。そこから見事に復調し、12月にはグランプリ(GP)ファイナルと全日本選手権で優勝。その後の手術が惜しまれるが、困難を克服する強さは、すでに証明されていた。
「壁の先には壁しかない」と羽生は言ったことがある。今大会も中国杯では苦い思い出が残ったリンクで、果敢に壁を乗り越えようとしている。そして、日本勢初の大会連覇に挑む。【福田智沙】
◇「4回転のミスが悔しい」
羽生結弦 4回転のミスが悔しい。試合勘がない中で練習してきたが、全日本選手権以上の状態にはなっている。4回転は明日(フリーで)できるようにしたい