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10人のPSGが延長戦の劇的同点弾でドロー。チェルシーに昨年の雪辱果たしベスト8進出
【チェルシー 2-2 パリ・サンジェルマン CL決勝トーナメント1回戦2ndレグ】
欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグが11日に行われ、チェルシーはホームでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦した。
2月17日にパリで行われた1stレグは、チェルシーが36分にDFイバノビッチの先制点で貴重なアウェイゴールを挙げるも、PSGが54分にFWカバーニの同点弾で追いつき、1-1のドローに終わっていた。
2ndレグでのチェルシーのスタメンは、GKクルトワ、DFイバノビッチ、DFケイヒル、DFテリー、DFアスピリクエタ、MFセスク、MFラミレス、MFオスカール、MFアザール、MFマティッチ、FWジエゴ・コスタ。
一方、PSGのスタメンは、GKシリグ、DFチアゴ・シウバ、DFマルキーニョス、DFマクスウェル、DFダビド・ルイス、MFチアゴ・モッタ、MFマテュイディ、MFヴェッラッティ、MFバストーレ、FWカバーニ、FWイブラヒモビッチが並んだ。
試合が始まると、両チームとも前線から激しくプレスをかけることはせず、早い時間帯での失点を警戒してか慎重な試合運びを見せる。
チェルシーはアザール、PSGはパストーレがドリブルで積極的に前線へボールを運ぶも、ともに中央の守備が固く、シュートシーンを作ることができない。
すると31分にゲームの雰囲気が一変する。ルーズボールの奪い合いでオスカールと交錯したイブラヒモビッチが、危険なタックルを仕掛けたとして一発退場。PSGは試合の3分の1を終えたところから10人での戦いを強いられることになった。
得点を奪いたいチェルシーは42分、エリア内で相手選手を次々にかわしたジエゴ・コスタがカバーニに後ろから倒されるも笛は鳴らず。
前半は0-0で終了。シュート数はチェルシーが2、PSGが1。ボール支配率は49%-51%だった。
後半スタートからチェルシーは警告を受けているオスカールに代えてMFウィリアンを投入。
勝機を見出したいPSGは58分、パストーレのスルーパスに抜け出したカバーニがエリア左で冷静にGKをかわして左足シュートを放つも、ボールは左ポストを叩きゴールならず。
肝を冷やしたチェルシーだったが、このまま0-0でも勝ち抜けが決まるためか積極的な攻撃に出ようとはしない。
しかし、81分にセットプレーから得点を奪う。CKからジエゴ・コスタのキックミスをケイヒルがダイレクトでゴール左に叩き込み、ようやく先制点を挙げた。…