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F東京FW武藤は2戦連発ならず「チームを助けられなかった自分に腹が立つ」
[3.14 J1第1ステージ第2節 F東京0-0横浜FM 味スタ]
FC東京は14日、J1リーグ第1ステージの第2節で横浜F・マリノスと対戦した。開幕戦のG大阪戦では2ゴールの活躍でチームを敗戦の窮地から救ったF東京のFW武藤嘉紀だったが、バヒド・ハリルホジッチ日本代表新監督の御前試合となったこの試合は不発に終わった。
それでも、見せ場がなかったわけではない。前半29分にはMF米本拓司とスイッチする形からボールを持ちシュートを放った。後半7分にはCKからヘディングでゴールを狙ったが、こちらはクロスバーに嫌われた。「前半のシュートと後半のヘディング、2本決定的な場面があったのに決めきれなかったのは、非常に不甲斐ないと思いますし、ホーム開幕戦ということで、今日は何がなんでも勝ち切りたかったのですが、今日は負けなかったことを良しとして、この結果を受け止めて、次のアウェーゲームでは勝ち切りたいと思います」と、振り返った。
開幕戦に続き、2試合連続の引き分け。「やりたい内容はできていると思う。あとは決定力であったり、(失点を)ゼロで抑えることだったり。今日は(失点を)ゼロで抑えてもらっても、攻撃陣が点を取って助けることができなかったので、次はチームを助けられるようにしたいです」と、反省した。
ハリルホジッチ新監督の来場については「特に意識しなかった」と言う武藤は「毎試合、毎試合、得点は狙っていますし、誰かが来たからといって『もっと点を取りたい』という気持ちになることはありません。今日はチームを助けられなかった自分に腹が立つ。代表もゼロからのアピールになるし、自分自身ハードワークであったりアシストだったりも大事ですが、FWである以上はゴールが大事だと思うので。結果をしっかり意識してやっていきたいと思います」と、厳しい表情だった。
(取材・文 河合拓)