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ストレスとアルコールの連鎖で現代型栄養失調に!やる気満々の新社会人は要注意
<病気の予兆を見逃すな/医学ジャーナリスト・市川純子>
その不調は病気のサインかも!? 私たちを襲う危険な病気とその予兆を、ケーススタディで紹介します。
◆体力には自信があったのに日増しに疲労感が……
第一志望の総合商社に新入社員として入社したFくんは、学生時代にラグビー部のキャプテンだったこともあり、体力には自信があった。同期は25人で、会議室で研修を受けた後、同期で居酒屋に行くのがいつの間にか日課に。同期とはすぐに仲良くなり、新しい生活が始まった高揚感や不安感から、ついつい話し足りなくて終電過ぎまで飲み過ぎてしまうことも多かった。
そんなFくんは、社会人になったのをきっかけに、千葉県郊外の実家から会社の近くにアパートを借りて住むようになったので、終電が無くなると何人もの同期が泊まりに来た。そんな生活を続けていたある日、Fくんは朝起きるのが辛くなってきた。最初はただの二日酔いだと思っていたが、日増しに疲労感は強くなるばかり。あんなにやる気満々だったFくんの変わりように、同期の仲間も戸惑っていた。それでも健康診断は異常なし。原因不明の強い疲労感で、仕事を続けることができないことで不安になり、夜も寝られなくなってしまった。配属が決まる夏までには何とか回復したいと、藁をもすがる思いでインターネットで見つけた疲労回復の点滴が受けられるクリニックに行ったところ、点滴が終わる頃にはあれほど悩んでいた背中に張り付くような疲労感が軽くなっているのを感じていた。
医師からは「Fくんは、カロリーは足りているけれど栄養がとれていない現代型栄養失調ですね。気合が入れば入るほどビタミンが消費されてしまうのです。特にFくんの場合は糖質過多とストレスで起きたビタミンB不足です」と言われた。あんなに食べている自分が栄養失調になるとは思っていなかったFくんだった。
◆原因不明の疲労感が長引いたら栄養失調かも!?
日本で初めて栄養療法専門クリニックを開業して、長年疲労の患者さんの治療に当たるとともに、『9割の人が栄養不足で早死にする! 40代からの「まわりが驚くほど若くなる」食べ方』や『「脳の栄養不足」が老化を早める!』の著書もある、新宿溝口クリニック(http://www.shinjuku-clinic.jp/)院長・溝口徹医師は、卒業や入学、就職や人事異動などが多い春から初夏にかけて「新生活疲労」が重症化しやすいと指摘しています。溝口医師は、「新生活への気合が空回りしてストレスとなり、そこに過剰なアルコール摂取が加わると、神経の働きを正常に保つ働きのあるビタミンBを消費してしまいます。その結果エネルギー不足が起こり、強い疲労感や抑うつ感を引き起こします。栄養素の不足や欠乏を主とした栄養障害では、多くの精神症状を伴うことがあります。ビタミンB1の欠乏症である脚気では記憶障害。ビタミンB6不足ではうつ・錯乱・痙攣発作が起こると古くから言われています。こうした患者の多くは、適切な栄養指導と疲労回復に効果的なビタミンBなどの点滴治療で快方に向かいます。長引く原因不明の疲労感はぜひ栄養失調を疑ってほしいです」とアドバイスしています。
●疲労回復の点滴が受けられる医療施設点滴療法研究
http://www.iv-therapy.jp/index.html
【市川純子】
1961年栃木県生まれ。私鉄系広告代理店、PR 会社を経て、2004年ヘルスケア、スキンケア、栄養および食に特化したPR 会社「株式会社ジェイアンドティプランニング」を設立。20年以上ヘルスケアのビジネスをサポートすると同時に、数多くの疾病啓発や生活提案に取り組んできた。医療全般、スキンケア、栄養療法などが得意分野。製薬会社、医療機関、化粧品会社、食品会社などのクライアントを数多く受け持つ。著書に『危険な病気の意外な予兆69』(宝島社)
J&Tプランニング http://www.jtplanning.biz/
ブログ http://ameblo.jp/ebisuonnashacho/