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生活軽量化計画:復刻した「ひとりサイズ」のコーヒーメーカー
■ひとりぶんコーヒーメーカー「Melitta アロマボーイ」
色合いがなんともいえない。
あえての、ちょっと日ヤケしたような色です。
最近のコーヒーメーカーにこの色合いのものはないですよね。
でも、頭のなかのイメージにある、昔のコーヒーメーカーってこんな感じです。
1979年に発売された「アロマボーイ」の復刻版、だそうです。
スイッチひとつとっても、いいあんばいに角がとれてて、なんかかわいい。
そして実物をみて驚いたんですが、めっちゃちっさいです。
水タンクの部分、メモリ「2」までいれると、普通のコーヒーカップ2杯分。
僕のいつも使っているマグカップなら1杯分です。
まさに、一人用コーヒーメーカーですね。
自分のための一杯のコーヒーをいれるためのものです。
■かわいいが、美味い
特筆すべきなのは、コーヒーの香りがよく美味いということ。
まずは見た目がかわいくて「レビューしてみようよ」ということになったので、味の方はあまり考えず、ちょっとナメてたんですが、実際にこのアロマボーイでコーヒーをいれてみると、実に「美味い」のです。
同じ豆、同じ挽き方で、自分でハンドドリップして淹れたコーヒーより美味い。
お前のハンドドリップに問題あるんだろう、と言われるかもしれませんが、アロマボーイで淹れたコーヒーを飲んでびっくりして、改めてしげしげとアロマボーイを観察することになりました。
フィルター部分をのぞき込むと、コーヒーの落ちる穴が一番底の部分についているわけではなくて、途中に空いています。
普通にここに水を流し込むと、底に水がたまることになります。たまった水が、この途中にある穴から落ちていく。
コーヒー豆から香りをうまく抽出する秘密がここにあるのでしょうか。
フィルター部の一番底に穴があると、上から注がれたお湯が、そのままスーッと落ちていってしまい、コーヒー豆の中をお湯が通る時間ってのがどうしても短くなってしまう。しかし、途中に穴があると、フィルターの下の方にお湯がたまり、豆とお湯の接触時間も長くなります。ほどよい時間豆の中を通過していくため、香りがよくコーヒーが美味しくなるということなのでしょうか。
このコーヒーメーカーを出しているMelittaさんのフィルターを調べてみると、底に穴があるタイプと、今回のアロマボーイと同じ、途中に1つ穴があるタイプがありました。アロマボーイと同じタイプのフィルターは「アロマフィルター」という名前で、香りを引き出す仕組みになっているという説明です。このアロマボーイは、そちらのタイプだということになります。
水タンクのメモリ2まで水を入れてスイッチを入れると、すぐにポコポコというお湯の音がしてきて、お湯が出たり止まったり、間歇的にお湯が細く注がれていきます。4分ほどで完成。途中、チラチラとコーヒー豆の様子を覗いてみると、ハンバーグみたいにふっくらと膨らんで、いい香りがただよってきました。
ポコポコという音。コーヒーを淹れる香り。ちいさいからといって、ナメてはいけません。こんなにコンパクトですが、きっちり仕事をしてくれるコーヒーメーカーでした。
メリタジャパン
http://www.melitta.co.jp/( http://j.mp/1D14BaV )
――見たことのないものを見に行こう(ガジェット通信)
#生活軽量化計画
(写真撮影協力:mochimi)
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