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男子は夢見がち、女子は感覚的? チャットモンチーによる女子トーク

男子は夢見がち、女子は感覚的? チャットモンチーによる女子トーク

 

女子ならではの強さと弱さ、楽しさと生きづらさ、そして一途な想いを、曲の世界の中だけでなく、自らの生き様においても表現してきたチャットモンチー。2011年にドラマーが脱退した際には、新たなメンバーを入れずに二人だけでバンドを継続させることを決意。一見無茶とも思える「2ピースバンド」を、タフな精神と自由な発想で見事にやり遂げ、アルバム『変身』を完成させた。その翌年、リーダーの橋本絵莉子が結婚・出産を発表。約1年の活動休止期間を経て、Hi-STANDARDのメンバーであり橋本自身が10代の頃から敬愛していた恒岡章と、the chef cooks meの下村亮介という男性二人を迎え入れた新体制で復帰のステージに立ち、ロックシーンを驚かせた。

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そしてデビュー10周年を迎えるタイミングで、二人はまたしてもバンドの在り方を更新させる。新たなサポートメンバーとして、ドラムに北野愛子とピアノ&シンセサイザーに世武裕子を迎え、「乙女団」と命名した編成でニューシングル『ときめき / 隣の女』をリリース。福岡晃子が作詞を、橋本が作曲を手がけたこの2曲は、まさに女性でなければ描けないリアルな恋愛観や女性像があらわになった楽曲に仕上がっている。橋本の結婚と出産を経て、30代を迎えたチャットモンチーが真っ向から女性を描くとはどういうことなのか? そこに迫ると、現在進行形のチャットモンチーのマインドがはっきりと浮かび上がるインタビューになった。

■(えっちゃんには)守るべきものがあるという強さをすごく感じます。だからなのかな? 歌がすごくよくなった。(福岡)
―橋本さんにお子さんができたことで、活動のあり方は変化しましたか? たとえばスタジオでの時間の制限も出てくるでしょうし。

橋本(Vo,Gt):そうですね。何時まででもスタジオにこもってるわけにはいかなくなったので。最初は「子育てしながらできるかな?」と思ってたけど、今はそういうやり方に慣れてきました。

福岡(Ba,Cho):確かにいろんなことが変わったんですけど、それも普通に受け止められていますね。でも、やっぱりえっちゃん(橋本)はすごいなと思いますよ。家に帰ったらお母さんという大仕事をやっているので。ただ、音楽的にはサポートメンバーが入ることでそれぞれの役割がよりはっきりして、制作面ではスムーズなんですよ。楽しくやれてます。

―福岡さんから見て橋本さんの変化ってありますか?

福岡:曲の内容やバンドに対する考え方に変化はないと思うんですけど、守るべきものがあるという強さをすごく感じます。だからなのかな? 歌がすごくよくなった。

橋本:うん、自分でもよくなった気がする。

福岡:歌声もニュアンスもすごくよくなっていて、歌入れのときにディレクターと思わず「すげえ!」って言いました。

橋本:自然と変われたと思うんですよね。前までは「がんばらなきゃ! 絶対に今日歌入れを終わらせなきゃ!」って力んでたところがあったと思うんですけど、今は自然に歌えてるんだと思います。「今日ダメだったら別日でいいか」って思える余裕を持てるようになったというか。

福岡:今は「私ができないのであれば、それはそれでしかたない」ってドンと構えてる感じがあるんですよね。バンドでも自分がリーダーであるという立場をしっかり受けて止めてると思う。

橋本:まだまだなんですけど、はい(笑)。

―前シングル『こころとあたま / いたちごっこ』では恒岡さん(章 / Hi-STANDARD、CUBISMO GRAFICO FIVE)と下村さん(亮介 / the chef cooks me)をサポートメンバーに迎えた「男陣」で、このニューシングル『ときめき / 隣の女』は世武さんと北野さんを迎えた「乙女団」で制作されたわけですけど、今後もこの2つの編成を使い分けると解釈していいですか?

福岡:はい、そういうことですね。

―サポートを迎え入れる感覚はどうですか?

福岡:今まで自分がサポートとして呼ばれることはあっても、自分のバンドにサポートを迎え入れるのは初めての経験だったんですよね。最初に「男陣」を迎えるときに、サポートメンバーと距離感があると音楽を共有しづらいと思ったから、ツネさん(恒岡)とシモちゃん(下村)とは長時間スタジオに入ったんですよ。それでサポートメンバーと曲作りをするコツをつかんで、今回のシングルでは前ほどスタジオに入らんかったよな?

橋本:うん。バンドになるには、とにかく一緒にいる時間が長く必要という意識が強くて。それを経て、「乙女団」での制作は、ある程度サポートの二人に演奏してもらうイメージを持った上で私とあっこちゃん(福岡)がアレンジをしてからレコーディングに臨むようにしました。そのほうがやっぱりスムーズなんですよね。あとは、あっこちゃんが世武ちゃんのサポートでベースを弾いてたことがあったから、世武ちゃんのピアノの雰囲気もわかってたし、(北野)愛子さんとも元々友だちだから二人の演奏がイメージしやすいんですよね。

―同性同士だからこそわかり合えるところもあるでしょうしね。

福岡:男性より女性のほうが感覚的なんですよね。ニュアンスの伝わり方は、やっぱり女同士のほうがわかりあえるところはあるかな。あとは、アレンジ前の段階から「この曲は『男陣』で、こっちの曲は『乙女団』で」ってわけていて。だから両方とやるのがおもしろいんです。

橋本:男の人と女の人では絶対に違うものが生まれるはずだから。おもしろい見せ方もできると思うし、それを楽しみたいと思ってます。まあ、ジャック・ホワイト(元The White Stripesのメンバー。男性のみのバックバンドと女性のみのバックバンドを使いわけている)を参考にしてるんですけど。

福岡:あ、サラッと言った(笑)。

―チャンネルの使い分けができていると。

福岡:頭は使いますけどね。それも楽しいです。えっちゃんは昔からツネさんが憧れの人でもあったから最初は緊張してたんですけど、最近はイジったりするようになって(笑)。「乙女団」のときは、世武ちゃんと愛子ちゃんがすごく女子力が高くて、休憩時間はおそろいのリップクリームの話とか、ここのチョコがおいしいとか、そういう女子トークをしてキャッキャッしてます(笑)。

橋本:女子は話がおもしろい! 世武ちゃんなんかひとつのテーマでずっとおもしろい話をしてくれるから、それを聞いてるだけで楽しいです(笑)。でも、「男陣」は「男陣」で自分たちにはない刺激をもらえるから、どちらも時間を重ねるほど楽しいです。私たちは人に恵まれてるなと思います。

■世武ちゃんと話していて「女子に響くのってやっぱりモテない女性を描いた歌詞なんじゃないか?」という結論に至ったんですよね。(福岡)
―『ときめき / 隣の女』は絶対に女性しか書けない曲ですよね。すばらしいと思う。

福岡:いえーい!

―2曲とも作詞は福岡さんで、作曲が橋本さんですが、まず“ときめき”はチャットモンチー(以下、チャット)として久しぶりの恋愛ソングですよね?

福岡:そうですね。チャットが私とえっちゃんの二人になってから(2011年9月にメンバーが1人脱退)、歌詞の内容も私たち自身のことを書いてるようなものが多くなっていて、しばらく恋愛モノを書いてなかったんですよね。それで「30代になった私が恋愛モノの歌詞を書いて、今のえっちゃんがそれを歌ったら、どんな曲が生まれるんだろう?」という好奇心が湧いたんです。

―久しぶりに恋愛モノの歌詞を書いてみてどうでしたか?

福岡:めっちゃ楽しかったです。去年の夏にえっちゃんと二人で徳島のスタジオに入って曲作りをしたんですけど、そのときに「まだ1番までしかできてないけど」って歌詞を見せたら、えっちゃんが「めっちゃいいやん!」って言ってくれて。「やっぱりあっこちゃんのこういう歌詞、好きだよ」って。そこから5分くらいで作曲したんですよ。

―え、5分!?

福岡:ホントに5分くらいだったよね?

橋本:うん、マジです。あっこちゃんの恋愛の歌詞が久しぶりだったからすごく嬉しくて。「これこれ!」っていう感じでした。

福岡:“ときめき”は、いちばん言いたいことを書けたような気がします。世武ちゃんと話していて「女子に響くのってやっぱりモテない女性を描いた歌詞なんじゃないか?」という結論に至ったんですよね。サビはみんなにビックリされるんですけど。

―<いつだって恋がしたいよ あなた以外と>というフレーズですね。

福岡:でも、これは恋愛にもいろんな選択肢があるなかで、ある女性はある男性を選んでそこにいるということを書きたくて。だからサビのフレーズだけを捉えるとドキッとするかもしれないですけど、それをひとつのフックとして「結局はどういう曲なんだろう?」って思いながら最後まで聴いてもらえたらいいなって。

―いろんな想像がつきますよね。ここに登場する男女の関係性も行間に富んでいて。リスナーによって捉え方が異なると思う。それこそ男女でも違うと思いますし。

福岡:うん、そうですね。使う単語にしても、えっちゃんが結婚と出産をして、女性としての経験をした今だからこそ歌える言葉もあるだろうなと思ってます。

―1番に出てくる<赤と赤が混ざり出来る 赤ちゃん>ってフレーズなんて、今の橋本さんが歌うからこそ説得力が生まれる。

福岡:そう。今のえっちゃんが歌うと相当パンチ力のあるフレーズだと思って、今なら使えると思ったんですよね。えっちゃんがこういう経験をしたことで、また歌詞の可能性も広がったなと思います。

―数年前だったらこういう歌詞は書けなかったとはっきり思いますか?

福岡:思いますね。

■30歳を超えて、女の深みを知ってる女子四人が集まって、女子の気持ちを表した歌詞の曲を一緒に演奏すると、やっぱり説得力があるなって思うんですよね。(橋本)
―“隣の女”は、女性が女性の嫌らしい部分を描いた厳しい歌というか。化粧をとった女性の本質みたいなものを踏み込んだ筆致で書いてるなと思ったんですけど。

福岡:昔から時事的なことや流行ってるものを歌詞に入れ込むのが好きだったんですけど、最近は少なかったので、「既読」とかって言葉も使いながら書き始めたんですよ。でも、結果的に踏み込んだ歌詞になったかもしれないですね。最近になって、やっと女という生き物の性質がわかってきたような気がします。

―もちろんずっと当事者ではあったけど、女性である自分を客観的には捉えられてなかったと。

福岡:そうですね。30代になって女である自分を意識するようになったというか。「こういう女性っているよね」ってシニカルに書きながら、でも自分も女性だからそれに当てはまるという。

―<手を替え品を替え彼女は返り咲く 話題の渦の中心へ>という頭のフレーズから、<必死な時だけ協力要請する女>とか鋭いところを突きつつも、ラストの<わかっているけど教えない わたしも女だから>というフレーズには「自分も当てはまる」という気持ちが集約されてますよね。

福岡:そう。だからここで描いた女性は、遠いようでかなり近いというか、自分だって一歩間違えばすぐに「隣の女」になる。女って怖いなと思いますよね。

―橋本さんはどうですか?

橋本:チャットの曲は、昔から嘘の世界がないと思っていて。ただ、“隣の女”の歌詞を最初に読んだときは率直に怖いなと思ってしまったんですね。でも、時間を経て「やっぱり結局みんな『隣の女』なんちゃうかな」って思い始めて。それは私も含めて。愛子さんも、<たまの自炊で騒ぎ立て>ってフレーズに、「これ私のことー!」って言ってたし(笑)。

―橋本さんは「乙女団」の結成に際して「『今、女だらけで演奏したらどういう楽曲が生まれるのだろう』と興味を持ち、2人をお誘いした次第です」というコメントを書いてましたけど、実際に“ときめき”と“隣の女”をレコーディングしてどういう感覚を覚えましたか?

橋本:30歳を超えて、女の深みを知ってる四人が集まって、女子の気持ちを表した歌詞の曲を一緒に演奏すると、やっぱり説得力があるなって思うんですよね。だから、「乙女団」を結成したことはすごく意味があると思います。

福岡:やっぱり30代になると、それぞれが女性として歩んできた道のりの深みがあるから。「女って一人ひとり深いな」って、四人でいるとホントに思うんですよね。えっちゃんを見ていても思うし、サポートの二人を見ていてもすごくそう思う。もちろん、男性が深くないわけではないんですけど。女性特有のすごみみたいなものを曲に出せたらいいなって思います。

橋本:“隣の女”みたいな全力で女子をディスるような曲を、四人の女子が真剣な顔をして作ってるのって、すごい画だと思うんですよね。でも、それが「乙女団」の醍醐味でもあるし。

福岡:女子が全力で女子をディスるって、すごい職業だよね(笑)。今思えば、そういう曲って若いときは怖くて書けなかったんだろうな。でも、今は全然怖くないんですよね。

■今でもやっぱり「ガールズ」という文字が醸し出す雰囲気ってすごいなと思いますね。(橋本)
―デビュー当初のチャットは「ガールズバンド」って呼ばれることにアレルギーを示してましたよね。

橋本:めっちゃありました。「『ガールズ』をとって、ただの『バンド』という表記にしてください」とかスタッフに言ってましたね。今にしてみれば過敏すぎたなと思うんですけど。ただ、今でもやっぱり「ガールズ」という文字が醸し出す雰囲気ってすごいなと思いますね。

福岡:男性バンドと平等に見られたかったし、「『ガールズ』ってつけたことで私たちは何か得するんですか?」っていう感じだったのかも。ただ、その一方ではずっと女としての曲をリアルに書いてたから、「やっぱり『ガールズ』になっちゃうよね」って思うところもあったんですけど。

―ただ男のバンドは「ボーイズバンド」とは言われないですもんね。

橋本:そうなんですよね。チャットのことを知らない人が「ガールズバンド」って言葉をプロフィールとかで見たら、それだけで聴かないこともあるのかなって思ってた。入口が狭くなったら嫌だなって。「はいはい、徳島出身のスリーピースガールズバンドね」って流されるのが怖くて。

福岡:まあ、でも今は誰もつけてくれへんな「ガールズ」って。今は「ウーマンバンド」か(笑)。

―自分たちで「乙女団」って言えちゃうのは強いですよね。

福岡:乙女じゃねーだろっていう(笑)。

橋本:だいぶ図太くなりました(笑)。

―「ガールズ」云々なんてどうでもよくなったタイミングがあったわけですよね。その転換点はどこだったんですか?

橋本:私にとっては、あっこちゃんが“女子たちに明日はない”という曲の歌詞を書いたのが大きかった。

―2007年4月ですね。

橋本:あの曲がシングルに決まったときに、「ホンマにいいのかな?」ってすごく引っかかったんですよ。曲や歌詞の内容はいいんだけど、タイトルに「う~ん」ってなっちゃって。(福岡を見ながら)でも、あの曲をリリースして私は吹っ切れたよ。って、当時のインタビューでも言った記憶がある。

―福岡さん、記憶にあります?

福岡:言われてみれば。私はずっと「男っぽい」担当だったから、どのタイミングで吹っ切れたのかはよくわからないですけど、当時“女子たちに明日はない”のタイトルについてみんなで悩んだのは覚えてますね。

―あとは、バンドが二人だけの体制になってからは、吹っ切れるしかなかったと思うし。

橋本:うん、そうそう。「ガールズ問題」なんて小さすぎるみたいな(笑)。あそこから自分たちの武器になるものは全部使おうって発想になったんですよね。

―めちゃくちゃタフなマインドですね。

福岡:タフすぎてヤバいです(笑)。二人になってから、鬼気迫るオーラを出してて、周りも「うわ、この二人には何も言えん」みたいな空気になってたと思うんですよね。

■男の人のほうが壮大な夢を見がちだと思う。シーンの流れも自分たちが作らなきゃいけないという責任感を持ってる人も多いと思うし。(福岡)
―ニューアルバムに向けた制作も大詰めを迎えてると思うんですけど、これからどういうことを歌っていきたいですか?

福岡:みんなあるんですかね? 次のリリースタイミングでこれを歌いたいとか。

―たとえば、同じ事務所の小出くん(祐介。Base Ball Bear)なんかめっちゃ考えてるでしょ。

福岡:ああ、こいちゃんはそうですね!

橋本:うん、めっちゃ考えてそうやな。

―そう考えたら、男性アーティストはあらかじめテーマを設けてそこに向かっていくタイプが多いのかもしれない。

福岡:いい意味でも男の人のほうが壮大な夢を見がちだと思う。あとは、男の人はどうしても責任を負いますよね。シーンの流れも自分たちが作らなきゃいけないという責任感を持ってる人も多いと思うし。そういう意味でも、私たちは流行りに乗らないバンドなので。

橋本:乗らないねえ(笑)。

―ずっと独立してるというか。

福岡:どこにも呼ばれてないんかな(笑)。だからこそずっと感覚重視で音楽をやれてこれたんだと思うし。そのあたりはレーベルにも感謝してます。ほかではもっと「こういう曲を書いて」とか言われるでしょ。

―日常的にあるでしょうね。

福岡:うちはそれがあんまりないから。

橋本:あ、でも、この前ちょっと言われた。

福岡:あ、「ノリのいい曲も書いてください」っていう話だ。何て言ったん?

橋本:「無理です」って(笑)。

福岡:結局やらんっていう(笑)。チャットは野放しにしたほうがいいってわかってくれてるんだと思います。

―放牧してたら、勝手にいい草を食べて栄養をとって筋肉をつけてくれるっていう。

橋本:自由な牛ですね(笑)。そっちのほうがおいしくなるからいいか。

福岡:そうだね(笑)。

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