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阪神・メッセ、藤浪に開幕投手譲らん! 快投に込めた思い
阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が12日、ヤクルトとのオープン戦(甲子園)で5回無安打無失点で今季の開幕投手に内定。この好投の裏には、後輩・藤浪へのメッセージが隠されている。
5回まで57球の超省エネ投法で燕打線を封じた。走者を出したのは3回に失策で出塁を許した大引のみ。昨季、3試合連続完封を達成した相性のいい本拠地での好投に「内野ゴロでアウトを取れることが多いのは、いい兆しだね」と満足げ。左うちわのゲームメークに和田監督も「十分に(開幕も)任せられる内容」と信頼を寄せる。
昨季、初の最多勝と2年連続の奪三振王を獲得。今年1月の来日時には「開幕投手は自分が一番適している」と立候補。「開幕投手は年上の方々から奪う」とブチあげていたエース・藤浪とガチンコ勝負となった。
キャンプ当初は、マイペース調整だったメッセンジャーの“激太り”もあり、藤浪優勢だったが「藤浪が侍ジャパン選出が決まった辺りから、安定感抜群のメッセの開幕推しが急激に強まった」(球団OB)。さらに長年愛用した噛みたばこを捨ててガムに切り替え、体質改善を推進している。
藤浪も諦めなかった。6日・西武戦(甲子園)。大阪桐蔭の1年後輩・森に自己最速タイの157キロを連発して左飛に打ち取るなど3回無失点でアピール。この熱投にメッセンジャーがさらに燃え上がった。
「藤浪が代表招集された段階で、メッセの開幕登板は決定的。でも、開幕投手を狙っていた藤浪は、やすやすと引き下がらない。本気の投球を見たメッセは、それを上回るインパクトを与える投球をしてアピールしたかったようだ」(同)
そんな強いハートから腕を思い切り振った剛球で残した好結果。快投劇の裏側には、メッセ流の思いが詰まっている。 (山戸英州)