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「歌を聞いたのは久しぶり」
スズキ・アルトのCMソング(1986年)『モノクローム・ヴィーナス』で鮮烈なデビューを飾った池田聡さん。そのデビュー25周年を記念したメモリアルリサイタル『池田聡 25th Anniversary リサイタル』が6日、東京国際フォーラムにて開かれた。コンサートには、東京に避難されている被災者も招待され、往年の名曲を懐かしんだ。
5月4日には宮城県石巻市の日和山(鹿島御児神社)でライブを行い、東日本大震災の甚大な被害を目の当たりにした。当初コンサートは25周年を記念し、お祭り的要素を盛り込んでいたが、被災地支援のため何かできないかと考え、復興への祈りを込めたコンサートにすることに決めた。
池田さんは「震災があった時、皆さんと同じように呆然とした。自分に何ができるか疑問に思ったこともあったが、少しずつ、ニュースで避難している人の姿を見て、何かしらできることはないかと考えた。そこで、東京に避難している人をコンサートに招待することに決めた。ひと時でも災害のことを忘れたり、心を和やかにしていただけたら」と話した。
コンサート中には、復興支援のためミュージックチャリティー企画「ONE HEART JAPAN 2011」第2弾としてiTunesストアにて発売中の『希望のうた』(1曲150円)や、被災地に訪れた時にも歌った『ハナノタネ』も披露された。また伊勢正三、沢田知可子、中西圭三もスペシャルゲストとして登場し、池田との夢のスペシャルコラボも実現した。
福島県南相馬市から東京に避難している女性(44)は、夫と子ども3人と一緒に訪れ、思い出の歌に親しんだ。「3月末に東京に避難してきた。歌を聴く余裕も聴くためのオーディオもなかったので、歌を聞いたのは本当に久しぶり。『モノクローム・ヴィーナス』は学生時代に聞いた曲で、青春時代の思い出が蘇ってきた」と満足げな表情を見せた。
同じく、福島県南相馬市から東京に越してきた女性(32)は、「Twitterでコンサートがあることを知って来た。『モノクローム・ヴィーナス』など昔聞いたことがある曲があって楽しめた。ファンにすごく愛されている人なんだなと感じた」と笑顔を見せた。