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一般企業の社員をモデルに「スーパークールビズ」スタイル提案

 一般企業の社員をモデルに「スーパークールビズ」スタイル提案

 

 ユニクロは31日、都内で「スーパークールビズ」発表会を開催した。夏を快適に過ごし、節電にも協力できるコーディネートスタイルが紹介された。

 ユニクロが開催した「スーパークールビズ」発表会では、ハーフパンツやTシャツを用いたコーディネートスタイルも

 今夏は東日本を中心に、節電によって例年以上に暑い毎日を過ごすことが予想される。環境省も、クールビズをよりカジュアル化した「スーパークールビズ」を推奨している。このような現状を踏まえ、ユニクロはすべての働く人に向けて「スーパークールビズ」に対応したスタイルを提案していく。

 今回のコーディネートスタイルの中には、ハーフパンツを着用したものも。同社インストアマーチャンダイジング部の部長、北村文人氏は、「環境省の発表では、ハーフパンツやショートパンツはNGとなっていたのですが、カジュアルで涼しく快適に過ごすためにも、ユニクロの提案としてぜひおすすめしたいですね」と説明した。

 Tシャツを用いたスタイルも紹介され、「まだまだTシャツで仕事するのに抵抗を持つ人も多いはず。でもジャケットやドライ機能の付いたパンツと合わせ、きちんとしたスタイリングを組めば、このように新しいビジネスカジュアルのスタイルになるんです」と北村氏は述べた。

 今回の発表会では、モデルのほかに一般企業のビジネスマンも登壇し、ユニクロ商品によるコーディネートスタイルを披露した。

 夏の定番、ドライシャツとドライパンツを着こなすスタイル。モデルは三菱東京UFJ銀行の名取孝一氏

 全日本空輸(ANA)の苅田龍太朗氏は、通気性の良いリネン素材のシャツとジャケットを着用したスタイルで登壇

 森永製菓の西川憲之氏。メッシュ素材のポロシャツとドライ機能付きのパンツを合わせたスタイルに

 ドミノ・ピザ・ジャパンの前里優介氏は、制服にチノ素材のハーフパンツ、インナーに「シルキードライ」のTシャツを着用した

 唯一の50代男性として登壇したユニクロの佐藤一雅氏。同社では、このようなスタイルもスタンダードになっているとのことだ

 三菱東京UFJ銀行の名取孝一氏は、夏の定番でもあるドライシャツとドライパンツを着こなし、「半袖ですっきりしているし、色合いも良いのできちっとした印象。気に入っています」と感想を述べた。リネン素材のシャツとジャケットを着た全日本空輸(ANA)の苅田龍太朗氏も、「営業で外に出ることも多いので、この格好は軽くていいなと思いました」と高評価だった。

 そんな中、ドライメッシュ素材のポロシャツを着た森永製菓の西川憲之氏が、「弊社のクールビズでは、ポロシャツの着用は禁止になっています……」と明かす一幕も。西川氏自身はポロシャツの着心地を気に入った様子で、「今日はこのまま帰って、会社と話をしてみようと思います(笑)」とコメントした。

 ドミノ・ピザ・ジャパンの前里優介氏も、「いままでハーフパンツは着られなかったけど、この機会に導入していただけると幸いです」と話していた。

 フォトセッションでは、「スーパークールビズ」を着こなした登壇者が、報道陣の要望に応じてガッツポーズを決める場面もあった

 ユニクロ上席執行役員、大笘直樹氏からは、「中小規模の複数の企業から、『ユニフォーム化するために、従業員にポロシャツを支給したい』というオーダーが入ってきています」とのコメントも。本格的な夏を前に、「スーパークールビズ」への関心が高まっていることをあらためてうかがわせた。

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