SNSは同僚・上司に「公開したくない」が8割超、利用はプライベート中心

　

　

　働く人の仕事&恋愛ポータルサイト「COBS ONLINE(コブスオンライン)」は10日、社会人3年目～7年目の正社員男女319名を対象に「勤務実態とライフスタイルに関する調査」を実施し、結果を公表した。

　「あなたは現在、仕事でのストレスを感じていますか?」との質問には、「非常に感じている」(28.2%)、「少し感じている」(44.2%)の計72.4%が「ストレスを感じている」と回答。その原因としては、「社内の人間関係」(56.3%)、「仕事内容に関する不満」(54.5%)、「待遇・評価制度(給与・福利厚生・リストラなど)」(49.8%)などが挙がった。「社内の人間関係」と回答した人に、ストレスを感じる人間関係は何か聞いたところ、「異性の上司」(47.7%)が最も多く、次いで「同性の先輩」(45.4%)、「同性の上司」(30.0%)と続いた。

　現在の給料について尋ねたところ、「どちらかというと少ないと思う」(53.3%)、「少ないと思う」(28.5%)の計81.8%が現在の給料に満足していないことが明らかになった。また、転職を「非常にしたい」(17.2%)、「どちらかといえばしたい」(34.8%)と答えた人に、転職したい一番の理由を尋ねたところ、「給料が少ない」(28.3%)がトップとなり、現在の給与について多くの人が不満を感じている現状が窺える。

　SNSの活用率では、52.7%が「活用している」と答えた。活用しているSNS で最も多かったのは「mixi」(92.3%)で、第2位「Twitter」(36.3%)、第3位「Facebook」(33.9%)と続いた。SNSの活用方法では、「プライベートの知人のみと交流」が75.0%だった一方、「仕事もプライベートも関係なく交流」(24.4%)、「仕事関係の知人のみと交流」(0.6%)と、仕事での利用は一部にとどまり、あくまでプライベートでの利用が多いことが分かった。

　なお、「会社の上司や、同僚に対してプライベートを公開・共有することに抵抗はありますか?」との問いには、「抵抗があるし、公開・共有したくない」(67.3%)、「抵抗はないが、公開・共有したくない」(15.5%)と、「公開・共有したくない」が計82.8%に上った。

　電車・バス通勤者に、通勤時に何をしているか尋ねたところ、第1位は「携帯電話・タブレット端末を使用する」(53.9%)。うち、その利用方法を聞くと「メールをする」(82.0%)、「ニュースサイトなどをみる」(49.6%)、「Twitter やmixi、Facebook などのソーシャルメディアを見る」(37.6%)だった。一方、通勤時間を使って「新聞を読む」という回答は6.5%にとどまり、朝の情報収集は携帯電話やタブレット端末などのモバイルツールを使って、WEB メディアから行う、という若手社会人の通勤スタイルが窺える。