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「ケロイド」になることも。ピアスやレーザー脱毛、切り傷の痕を残さないための方法
傷口がミミズ腫れのようになり、周辺の正常な皮膚まで赤く盛り上がってしまう「ケロイド」。体質にもよりますが、ピアスやレーザー脱毛によって起こることもあるとか。ケロイドを防ぐ方法を専門家に聞きました。
■ケロイドになりやすい「ケロイド体質」
「いったん治った傷が、1~2カ月くらいたった頃、赤くミミズ腫れのように盛り上がることは珍しくありません。通常はそこから回復していきます。しかし、中には半年から1年以上経過しても治らないこともあります。数カ月から数年かけて自然と治るものを『肥厚性瘢痕』、治療しないと傷やかゆみがひどくなるものを『ケロイド』と呼びます」(創傷治癒センター理事長 塩谷信幸先生)
肥厚性瘢痕とケロイドの区別は容易ではなく、その中間にあたるような症状もあるそう。人種や肌の色によって、ケロイド患者の割合が変わることから、ケロイド体質には遺伝的な要因もあるという説が有力と考えられているとか。では、日本人にはどれぐらい、ケロイド体質の人がいるのでしょうか。日本医科大学形成外科准教授の小川令先生はこう解説します。
「日本人の場合、肥厚性瘢痕になるのは100人に1人、ケロイドだと1万人に1人ぐらいの計算になります。割合としてはさほど多くはないものの、アレルギーのように事前に判断できる検査が存在しないのが厄介な点です。つまり、ケロイド体質かどうかは、傷ができてみないとわからないのです。家族にケロイド体質の人がいる場合は、ケロイド体質である可能性が高いと考えます。また予防接種の跡や、体の他の場所の傷が目立っている場合は要注意です」(小川令先生)
ケロイドになりやすい「ケロイド体質」の場合、目に見えないような小さな傷から悪化するケースもあるそう。虫刺されの痕にも注意が必要だと、前述の塩谷先生はアドバイスします。
「ピアスやレーザー脱毛をするときは、専門のクリニックで行うことが大切です。細菌の感染を防ぐのはもちろん、肌の状態が気になったらすぐ、医師に相談できる環境も重視しましょう」(塩谷先生)
■傷跡を残さない「湿潤療法」がケロイド予防の第一歩
ケロイドの治療にはサージカルテープで皮膚を固定したり、スポンジで皮膚を圧迫する方法や、傷に直接行うステロイドのテープや注射、手術、放射線治療などさまざまな方法があります。
「ステロイド注射は肥厚性瘢痕には効果がありますが、ケロイドの場合は手術と放射線治療の組み合わせがスタンダードです。…