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『日清カップヌードルリゾット チリトマト』は生米から作ったリゾットを思わせる即席イタリアンの完成形だ!
ドラマが人気が出ると、その脇役を主人公としたドラマが作られたりする。それがスピンオフ。そして定番のカップヌードルからUFO、どん兵衛、チキンラーメン、出前一丁などの日清の人気インスタントめんブランドのスピンオフ商品ともいうべきなのが、めんをご飯に変えた「日清のごはんシリーズ」。今回はそんな中で和洋折衷の不思議な味わいで人気の「カップヌードル チリトマトヌードル」が、『日清カップヌードルリゾット チリトマト』(86gうちライス69g・希望小売価格 税抜220円・2015年3月2日発売)となってリリースされた。
事前に告白しておくと記者はこのシリーズ、かなり好きである。平たい不思議な食感の米で再現される人気カップ麺の味わいというひねりは、大方のカップ麺ファンが趣向を変えて味わいたくなる代物であることは間違いない。
さて今回はチリトマト。もちろん原作(?)も大好きなので期待が高まる。そして「日清のごはんシリーズ」であるけれど今回はリゾット。UFOがそばめしでどん兵衛が釜めしで出前一丁がチャーハンと来ての「リゾット」表記である。
イタリアンをラーメン感覚に生まれ変わらせたチリトマトヌードル。それが日清のごはんシリーズでリゾットになるとは……。何か一周まわって元に戻るような先祖返り的商品ではないだろうか。
調理方法はレンジのみというシンプルさ。500Wで約5分、600Wで約4分半。フタをめくるとチリの赤みが印象的な中身。あえて弱点というなら、このシリーズ、どうしても作る過程が美味しそうじゃないというところがある。米も生米ルックスなので…。
それに何しろカップに水を注いでかき混ぜるのだ。冷えたままのご飯を水に浸したその見た目はぶっちゃけ食欲をそそるようなものではない。よくかき混ぜるように指示があるのだけれど、この過程だけはいつも何となくテンションが下がる。
そしてはがしたフタをソーッと乗せて、レンジにイン。約5分間待機。そのうちトマトソースの良い香りがしてきて、やっと食欲にスイッチを入れてくれる。開けると激アツになった本体。ここがいつも要注意なのだけれど、フタも本体も死ぬほど熱いので覚悟して慎重に取り扱うように。
激アツの湯気が襲いかかってこないように将棋崩しのコマを抜くようにソーッと撤去。そして本体は上部のプラスチック部分を持ってソーッとテーブルへ。気をつける敵は湯気。ゆめゆめ油断をしないように。…