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【タイ】日本への好感度、信頼度タイで90%超 世界への平和的貢献を期待
2015年4月5日、3月に公益法人新聞通信調査会が発表した調査結果によると、タイ人の90%が日本に対して好感を持っていることがわかった。また、調査対象国の多くが国際社会において平和的な貢献を期待していることがわかった。
【その他の写真:コスプレもタイでは日本食とともに珍しいものではなくなりつつある。(そむちゃい吉田 撮影)】
調査では、日本に関して知っていることという設問を皮切りに16問が調査された。得られた回答は各国約1000サンプル。男女比もほぼ半々、年齢層も10代から70才以上と平均して調査されている。
これらのデータは、公益法人新聞通信調査会が1月に行った「諸外国における対日メディア世論調査」で、対象国はアメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国、タイの6カ国。タイでは対面で行われ、他5カ国は電話調査として行われたものから引用、分析した。
日本について知っていることでそれぞれ1位になったのは、対象国全てで東日本大震災と原発事故で、犠牲者への同情とあわせて原発事故への関心が高いことが伺われる。
日本への好感度については、中国で調査できなかったことを除くと、米国74.3%、英国66%、仏国76.3%、韓国29.6%に対して、タイは94.1%がとても信頼あるいはやや好感が持てると回答している。
さらに日本への信頼度でも、米国73.8%、英国67.2%、仏国74.2%、韓国27.1%に対して、タイは94.1%が信頼またやや信頼と回答し、他国と比べて日本への絶対的な好感と信頼を寄せていることがわかる。
そんな日本は何を期待されているのか。調査からは国際平和への一層の貢献が米国36.6%、英国52.0%、仏国75.6%、韓国41.8%、タイ32.5%と平均して高い数値となっているほか、国連への一層の期待も同様に高い数値をなっている。
また、日本食や観光地などを紹介するイベントを期待する回答も多く、特にタイでは45.9%が期待しており、日本への観光に対する興味が非常に高いことが伺える。
タイでは地上波でも衛星放送でも日本の旅行番組が大流行りで、まだまだ日本ブームは終わる気配がない。こうした状況には、日本の地方自治体も大きな関心を寄せており、タイでの観光PRを望んで毎月のように視察団が訪れている。
また、記者の元にもタイの放送局が日本のコンテンツを探しているという話しが多く入って来る。こうした相思相愛の関係が、このまま続いて欲しいと願うし、他の国ともこうした関係を築いて行くべきだろう。その為には、この調査結果は大きなヒントになるのかも知れない。
この調査には他にも興味深いデータが掲載されているので、引き続きレポートしたい。
【執筆:そむちゃい吉田】