【自転車ロード】ウィギンス、スカイで最後のレースを終える「16歳のときのような気分になった」

　

　フランスのクラシックレース、2015年パリ～ルーベが4月12日に開催。これがスカイでのラストレースとなったイギリスのブラッドリー・ウィギンスは、レース中に見せ場を作り最終的に18位でフィニッシュした。 このレースでスカイを離れ、リオ五輪のトラック競技に向けて準備に入るウィギンス。トッププロレベルでの最後のロードレースとなったこの日は、終盤に2度に渡るアタックを見せてレースを沸かせた。 「走り切ったことにはホッとしているし、内容には満足している。厳しいレースだったが、何度かアタックできたのはうれしいよ。今朝、バスの中で話していた場所（残り33km地点）で1回目のアタックをした。誰も予想していなかったようで、いいポジションに入れた」 【ウィギンス、スカイで最後のレースを終える　続く】 「でも、仕事したがらない選手たちと一緒で、ペースが上がらなかったのは残念だ。すぐに追いつかれてしまった。（ラスト5kmの2度目のアタックは）セプ・バンマルケ（ロットNLジャンボ）と一緒に長い上りの直線でトライした。でも、そのときはタイタニックが沈んでいるときのように、みんな自分の中から最後の1オンスの力を振りしぼろうと必死でしがみついていたんだ」 「アタックして、モーターバイクの真後ろに入ったとき、再び16歳のときのような気分になった。家の近くのロンドンでトレーニングしていたときのことだ。すばらしかったね。今後、その場面を振り返って、一瞬レースをリードしていたんだと言うことができるよ（笑）」 【ウィギンス、スカイで最後のレースを終える　続く】 「レース前は、これがスカイの最後のレースと考えないようにしようと、心がけていた。多くの選手が僕のところに来て、幸運を祈ってくれた。本当にうれしかったよ。彼らとは何年も頭をぶつけあって、話しかけたこともなかった。そんな彼らがやってきて、僕のキャリアを祝福してくれた。感情的にならないのは難しかったけど、なんとか大丈夫だった」 「スタートで、今日はトラブルなく走りたいと話した。その通りになったね。パンクもクラッシュもなかった。うまく乗り切れたし、トップ20フィニッシュは満足だよ」