アメリカで人気がうなぎ上り。アメリカ人の為のアメリカ人による「柴犬に関する11のトリビア」

　

　
　　アメリカに柴犬が紹介されたのは比較的最近のことだ。にもかかわらず、最早アメリカ人のハートをがっちり鷲掴みにしてしまったようだ。
　　この記事は、柴犬のことをもっと知りたいアメリカ人の為に、アメリカのサイトがまとめあげた、柴犬に関する11の知識である。柴犬の原産地である日本の我々としては、どのように柴犬のことが伝わっているのかをチェックしながら見ていくことにしよう。
　
　■ 1. 柴犬の意味は”茂みの犬”
　[画像を見る]
　　英語圏の人々の耳にはミステリアスに響く「SHIBA（芝）」の名は、”茂みの犬”を意味するものだ。これは、狩りの際に生い茂った茂みや草の中を走り回ることに由来した名称だと考えられている。ほかにも、赤褐色の毛並みが枯れた柴の色に似ていることが由来とする説や、柴は”茂み”ではなく古語の”小さい”であるとする説もある。
　
　■ 2. 柴犬は優良な狩猟犬として繁殖された
　[画像を見る]
　　非常に粘り強いこの犬種は、猪、鳥、熊などを追うために繁殖された。また、アンダーコートが密集しており、寒さにも強い。狩猟犬にはおあつらえの能力だ。
　
　■ 3. 古来から血を受け継ぐ古代犬種
　[画像を見る]
　　柴犬は日本の固有犬種（柴犬、秋田犬、四国犬、紀州犬、北海道犬、甲斐犬）の中では最小のもので、特に古い犬種だ。ナショナル・ジオグラフィック誌によれば、遺伝的には狼に最も近い犬種で、最も古い家畜化された犬種の1つであると考えられている。日本の古代犬種はどれも19世紀以前から繁殖されてきており、尖った耳と厚い被毛を特徴とするスピット系に属している。
　
　■ 4. 日本では昔から愛されてきた
　[画像を見る]
　　柴犬は古代から受け継がれる犬種であるのみならず、アメリカン・ケネルクラブによれば日本における人気もナンバーワンの犬種だ。寿命が長く、元気いっぱいのその性格が愛される秘訣だろう。
　
　■ 5. かつて絶滅に瀕したことがあった
　[画像を見る]
　　第二次世界大戦による食料難やジステンパーの流行によって、柴犬は絶滅の危機に瀕したことがある。現在の柴犬は、島根産の柴犬と四国産の柴犬を交配させて作られた犬の子孫が大多数であり、そのために日本の天然記念物に指定された犬種の中では唯一地名が名前に含まれていない。
　
　■ 6. アメリカに紹介されたのはごく最近
　[画像を見る]
　　アメリカに柴犬が初めて上陸したのは1954年のこと。だが、アメリカ生まれの子がデビューしたのは79年だ。…