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アメリカの警察官が精神疾患の黒人男性を射殺 / 遺族の意思で惨劇映像が公開される
これから紹介する動画はショッキングな内容を含んでいるため、閲覧には十分注意して欲しい。その映像について簡単に説明すると、黒人の男性が、警察官によって射殺される瞬間である。
思わず目を背けたくなるような光景であり、実際に起こったことが信じられないような内容であるが、これは一つの現実なのだ。
・事件の概要
海外サイトが報じている概要は以下の通りである。事件が起こった場所は、アメリカ・テキサス州のサウス・オーク・クリフにある一軒の民家。日時は2014年6月14日。なぜ、9カ月ほど前の事件が今頃話題になったのかは後で説明したい。
被害者は、38歳の黒人男性であるジェイソン・ハリソンさん。ジェイソンさんは、躁鬱病と統合失調症を抱えていたらしく、家族によれば、事件の日は病気のための薬を飲んでなかったらしい。
・息子を病院へ連れて行くために
そのためか、母親のシャリー・ハリソンさんは、息子を病院へ連れて行こうとするのに手を焼いたのだとか。そこでシャリーさんは警察に連絡。警官の手を借りて、息子を連れ出そうとした。なお、シャリーさんは息子のことで何度も警察に連絡していたのではなく、今回が初めてだったそうだ。
動画に収められているのは、連絡を受けたダラス警察署の警察官が、ジェイソンさんらが暮らす家を訪れた直後からである。
・警告後すぐに発砲
その流れを簡単に文章で表すと以下の通り。
警察官が家のドアをノック → 家の中から母親のシャリーさんが姿を現す → 続いて息子のジェイソンさんが出てくる → ジェイソンさんがドライバーを持っていることに気づいた警察官が「それを捨てろ」と警告 → 母親も一緒にドライバーを捨てるように叫ぶ → 数秒後、警察官がジェイソンさんに向けて複数回発砲
動画を見れば一目瞭然だが、警察がドライバーを捨てるようにジェイソンさんに警告してから、発砲するまでの時間が短い。警告後、あっという間に発砲している。
・発砲は正当だった?
では一体なぜ、警察は発砲したのだろうか? 警察側の見解によれば、「ジェイソンさんがドライバーを持って、警官の方に向かってきたこと」が、発砲の引き金になったらしい。そして警官側の弁護士は「発砲は正当だった」と主張しているようだ。
しかし、動画を見る限り、警察官が脅威を感じるような状況には全く見えないのだが……。
・警察官の制服に取り付けられたカメラの映像
ちなみに、この映像は、警察官の制服に取り付けられたカメラに残されていたようだ。…