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ダライ・ラマが4度目の訪台に前向き、両岸関係に再び暗雲―中国紙
中国紙・環球時報は17日、チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマが台湾の宗教団体などから台湾訪問のための招聘状を受け取ったことを受け、「両岸(中台)関係に再び暗雲」と報じた。
16日付の台湾・中央社によると、宗教団体を中心とする台湾代表団が同日、インドのダラムサラでダライ・ラマと会談し、15団体による合同の招聘状を渡した。ダライ・ラマは「台湾に行けるのであれば、非常にうれしい」と語ったという。
代表団メンバーの1人によると、招聘状には中山大学、政治大学宗教研究所など3つの学術団体も名を連ねている。中央社によると、ダライ・ラマは97年、01年、09年の3度、台湾を訪れているが、台湾当局が4度目の訪台を認めれば、両岸(中台)関係に暗雲が立ち込めるのは必至との見方も出ている。
09年の訪問は、大規模水害に見舞われた台湾を中国本土が精力的に支援している最中だったことから、中国本土側の機嫌を損ね、多くの買付団が相次いで訪台をキャンセルするという事態となった。これにより台湾側は数十億台湾ドル分の損失を被ったと試算されている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
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