仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
パリのセンスは幼少時から? パリっ子のおけいこ事情
長年住んだフランスを離れ、隣々国のオランダに越してきて半年。わずか電車で3時間の距離ながら、色々なことが違うなぁと感じる今日この頃。「パリ」という響きに魅了されているのは日本人だけではなく、オランダも同じ。「だってパリだもの」と世界中の人々を納得させてしまう魅力がパリにはあるんです。今回離れてみて、改めてそう感じました。ひと言でいえば、彩り。生活の彩りが違うんです。
パリの素敵なところはたくさんありますが、今日は「子供の習い事」というちょっと変わった切り口でその魅力を探ってみたいと思います。なぜなら、パリの日常にあふれている彩りは、幼少時から磨かれるセンスによるものでは?と思ったから。
まずは、王道の習い事ベスト3から。今回、これを書くにあたり、現地の知り合いに今の様子を聞いてみると、ほぼ共通した回答が得られました。
■パリで人気の習い事ベスト3
・男の子:サッカー、テニス、柔道(日本の武道は大変な人気なのです)
・女の子:ダンス(クラッシックバレエ、モダンジャズ)、テニス、ピアノ
確かに、サッカー、テニス、バレエなどはフランスっぽい。でも“彩り”とはちょっと違う……。さらにパリらしい習い事を聞いてみると、出てくる、出てくる! 乗馬、楽器(バイオリンetc)、テアトル(演劇)、アート(絵画、プラスチックアートetc)、有名パティスリーのお菓子教室などなど。
あのルーブル美術館も、実は単発のアトリエをたくさん開催しています。大人向けコース、子供向けコース、そしてジャンルもデッサン、絵画、彫刻などなどバラエティー豊か。
我が家が在住時も、子供が学校の郊外学習で、オルセー美術館やゴッホのアトリエで絵を描いてきたことがありました。小さい頃からホンモノに触れさせる、これぞパリのようです。
では、このような習い事を、親はどうやって見つけているのでしょう? 習い事サーチサイトもありますが、口コミでというケースが多いようです。これには、パリの現在の子育て事情が絡んでいると思われます。今、フランスはベビーブームであり、子供が多い。それゆえ、興味ある習い事が必ず確保できる保証がない。それゆえ、口伝えや紹介などで早めに早めに動く必要があるのだとか。
また、共働きが主流のフランス。子供に何曜日の何時に何のクラスを受けさせて、さらに誰がその送り迎えをするかというのも頭痛の種なのだそう。子供が何をやりたいという以前の問題で、親があらかじめ週のプログラムを立ててしまっているご家庭も少なくないという話を聞きます。…