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ベアとか定昇とか……「春闘」って何するの?
大企業を中心に賃上げが実現し、大きな話題となった2014年の春闘。すでに今年の春闘がスタートしているが、前年に続くことは出来るのだろうか。
「おしトピ by 教えて!goo」でも注目が集まっている。「春闘に向け、経団連が示す指針では2年連続でベア容認だとか。賃上げは期待できそう?」という質問に対し、期待の声や諦めの声が寄せられた。
■会社の規模や業種による?
「うちは期待できると思います。昨年もベア上がりました」(mr_poohさん)、「厳しそうですが、大いに期待はしています!」(ゆるさらさん)、という“期待する派”と、「サービス業なので今期は無理じゃないかなぁ」(PAROU.HANATAさん)、「うちでは期待できません。(中略)…消費税アップがのしかかっているので」(葉月0927さん)という“期待しない派”で意見が分かれた。
それでは、実際はどのような結果が予想されるのだろうか。専門家に解説してもらいながら、今年の展開を見ていこう。
■そもそも、春闘って?
教えてくれたのは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 調査員の尾畠未輝さん。そもそも「春闘ってよく聞くけど、一体何するの?」という人のために説明すると、
「春闘とは、毎春、新年度の始まりを前に、労働者と使用者(企業、経営者)の間で賃金や労働条件の見直しなどを行うもの。個人個人では立場が弱い労働者は、企業と対等な関係で交渉を進めるため、労働組合を結成して団体で交渉を行います」(尾畠さん)
とのこと。ちなみに、賃金交渉の場で頻出する「ベア(ベースアップ。賃金表の改定)」「定昇(定期昇給)」「賃上げ率(多くはベアと定昇の合計を指す)」などのワードも覚えておこう!続いて、今年の状況を伺った。
「労働者側は要求がしやすい状況です。求人倍率の改善や完全失業率の低下が続くなど人手不足の状態にあり、実際に日本労働組合総連合会は昨年を上回る強気の要求を主張しています」(尾畠さん)
さらに、消費税率10%への引上げは先送りされたものの、依然として消費税率8%への引上げに見合った分だけ賃金は上がっておらず、賃上げの要求圧力は非常に強いという。それでは実際のところ、賃上げは実現するのだろうか?
■結局、給料は上がるのは一部の大企業正社員
「円安や原油価格の下落が追い風となり、輸出型の大手企業などでは前年の水準を上回るベアを達成するところがあるとみられます。…