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マルキジージオ負傷でコンテ監督に中傷が殺到。FIGC会長は「責任はない」

 マルキジージオ負傷でコンテ監督に中傷が殺到。FIGC会長は「責任はない」

 

  インターネット上でユベントスファンが暴徒化している。28日、MFクラウディオ・マルキージオの負傷を巡ってイタリア代表監督アントニオ・コンテへの中傷が相次いでいるとイタリアTV局『RAI』が伝えた。

  代表合宿中にマルキージオが右膝を負傷。当初、靭帯損傷と診断され今季終了と報じられた。これを受けて同選手が所属するユベントスのファンが暴徒化。SNSを始めとしたインターネット上でコンテ監督への中傷を始めたのだ。

  これを受けてイタリアサッカー協会(FIGC)のカルロ・タベッキオ会長は次のようにコメントした。

 「コンテと長い時間話したよ。インターネット上の批判は気にしていない。彼の責任でないことへ中傷が向けられている。FIGCはコンテとともにいる」

 「ユベントスはイタリアで1番のクラブだ。ヨーロッパランキングで最も重要な位置にいる。我々はユーベがヨーロッパでみせてくれている活躍を尊重しよう。そして、感謝しよう。それで質問は終わりだ。セリエAには、その他の19チームも存在している」

  また、今回マルキージオの診察結果がFIGCとユベントスで大きく異なったことも問題視されている。イタリア代表のメディカルコーチであるエンリコ・カステラッチ氏は「我々は正しい検査をしたことに全くの疑いを持っていないからといって、FIGCのスタッフを正当化するつもりはない」と語っている。

 「私は検査の結果に疑いを持った。なぜなら我々は全く異なる結果をみたからだ。私はトリノとフィレンツェの放射線科医たちに全幅の信頼を置いているが、彼らにも不確実性が存在することを理解してほしい」

 「2回目の診察結果が異なるものだったからといって、1回目の診察が全て間違っていたということにはならない」

  今回、様々な混乱を呼んでいるマルキージオの負傷だが、なによりも期待されているのは同選手の早期復帰に間違いはない。チャンピオンズリーグ・モナコ戦も控えるユベントスなだけに、一刻も早い治療をファンは待ち望んでいる。

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