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中国、今年の電力使用量4~5%増と予測
中国電力企業連合会は「中国電力工業現状と展望」を公表し、昨年、非化石エネルギーの発電比率が初めて25%を上回り、火力発電量はマイナスに転じたと報告した。設備利用時間も過去最低だった。報告書は今年の全社会電力使用量を前年比4~5%増の5兆7400億-5兆8000億キロワット時と予測している。3月11日、証券時報網が伝えた。
昨年の総発電装置容量は同8.7%増の13億6000キロワットで、そのうち非化石エネルギー分は全体の33.3%を占める4億5000キロワットだった。発電量は同3.6%増の5兆5500億キロワット時で、そのうち非化石エネルギーは同19.6%増の1兆4200億キロワットだった。非化石エネルギーの発電量が占める比率は同3.4ポイント上昇の25.6%で、初めて25%を超えた。全国発電設備の利用時間は同235時間低下の4286時間で、1978年の統計開始以来最低だった。
昨年新設された発電装置容量は同128万キロワット増の1億350万キロワットで、そのうち非化石エネルギー分は5702万キロワットだった。主要電力企業の投資額は同0.5%増の計7764億元だった。
昨年、全社会の電力使用量は同3.8%増で、伸び率は前年から3.8ポイント低下し、1998年以来の低水準となった。三次産業と住民生活の電力使用量の伸びも鈍化した。
2015年の新設発電装置容量は約1億キロワットと予測され、そのうち火力発電が3800万キロワット、ガス発電は600万キロワット、非化石エネルギー発電は5300万キロワットとなっている。非化石発電の内訳は水力が1400万キロワット、原子力が876万キロワット、グリッド風力発電が1900万キロワット、グリッド太陽光発電が1000万キロワット、グリッドバイオマス発電が100万キロワット。
年間の発電設備利用時間は4130時間と予測されている。
総合的にみると、今年の電力消費量の伸び率は2014年に比べ上昇が見込まれる。全社会の電力使用量予測は同4.5%増の5兆7700億キロワットとなっており、そのうち一次産業は同2.0%増、二次産業は同3.5%増、三次産業は同8.5%増、都市住民生活用は同7.0%増と見込まれている。
(編集翻訳 浦上早苗)