中国主導のアジアインフラ銀にカナダが「参加検討」・・Ｇ７で残るは日米のみ―海外メディア

　

　中国紙・環球時報は２５日、中国の主導で設立するアジアインフラ投資銀行について、カナダが参加を検討していると表明したことを受け、海外メディアは「先進７カ国（Ｇ７）で同組織から距離を置いているのは米国と日本のみとなる」と報じたと紹介した。
　アジアインフラ銀に創設メンバー国として参加するには、３月３１日までに参加を表明する必要がある。米ブルームバーグの報道によると、カナダ財務省の報道官は２３日、同国がアジアインフラ銀への参加を検討中だと明かした。
　カナダのテレビ局、Ｔａｌｅｎｔｖｉｓｉｏｎは「カナダも参加することとなれば、米国主導のＧ７でアジアインフラ銀と距離を置くのは米国と日本のみとなる」と指摘。
　また、「米国はカナダにとって最大の貿易相手国だが、カナダは近年、アジア太平洋市場の開拓に力を入れ、市場の多元化を実現した。ハーパー政権は中国との経済・貿易関係を発展させることを重要視している」と説明した。
　（編集翻訳　恩田有紀）