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企業も社員も、一流であるか否かは「コンシャス」で分かれる
自分の内と外両方の世界に目を向けるコンシャス・ビジネスでは、精神面が非常に重視される。そしてビジネスは自己、文化、環境などと深く関係している。コンシャス・ビジネスとは、要は自己、文化、環境に対して意識的、もっと言えば意志的になることを指す。
現代思想家のケン・ウィルバーは、『コンシャス・ビジネス 価値ある企業に生まれ変わるための意識革命とは何か』(フレッド・コフマン著、 増田沙奈訳、駒草出版)の「序文1」でこのように書いています。そして、ビジネスは(1)「個人(=自己)」のモチベーションを上げること、(2)企業風土・価値(=文化)を重視すること、(3)企業体制(=環境)を整えることが大切だとも。つまり、リーダーシップを発揮するためには、この3つをうまく組み合わせて使うことが大切なのだそう。
しかしこれだけでは、著者の「一流企業の共通点は『コンシャス』」であることの意味を咀嚼しきれません。そこで第1章「コンシャス・ビジネスとは何か」から、要点を拾ってみたいと思います。
コンシャスとはなにか
コンシャスとは、「現実を正しくとらえ、自分の内側と外側の世界の両方に敏感になれる意志力」のこと。また、この力があれば、環境に適応し、人生にプラスの変化を与える行動を起こせるとも著者は説明しています。いわば動植物とは違い、私たちは自分で自分を律することができるということ。ただし「自律心」は生まれながらに備わっているものではなく、生きていく過程で身につけなければならないともいいます。そして、そのために必要なのが、強い意志に基づく選択。
意志があるということは「目を開いている状態」なので、いろんなことに敏感になれるもの。世界や心のなかをじっくり見据え、置かれている状況を理解し、自分のニーズ、価値観、目標に見合う選択をするにはどうしたらいいかを判断できるということです。意志を強く持てば、もっとまわりに意識を向け、状況を的確に判断し、自分の価値観に基づいて複数の道筋を想定することが可能。そして現実と向き合い、自分の価値観を尊重しつつ、夢や目標を追い求められるというわけです。
逆に意志がないと、目を閉じているのと同じでまわりが見えない。だから結果的に、本能と習慣に振り回されてしまうと著者。本能と習慣に支配され、幸せをつかめない目標を闇雲に追いかけることになり、行動しては後悔し、自分や大切な人を傷つけてしまうといいます。…