女性刺され死亡、特殊なナイフで襲撃か

　

　
　　東京・調布市で帰宅途中の女性が首など十数か所を刺されて死亡し、近くに住む男が逮捕された事件で、凶器とみられるナイフは、両側に刃が付いた特殊なものだったことが新たに分かりました。
　　この事件は２８日夜遅く、調布市の畑で、帰宅途中だった都立高校の非常勤講師、松原玲以子さん（６３）が首や胸など十数か所をナイフで刺されて死亡したもので、現場にいた近くに住む４３歳の無職の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
　
　　「馬乗りになって叫びながら、腕を上下に振って。何やっているんだということで、取り押さえて肩つかんで引っ張り出して」（男を取り押さえた人）
　
　　その後の警視庁への取材で、現場から凶器とみられる刃渡りおよそ１０センチの両側に刃がついた特殊なナイフが見つかっていたことが新たに分かりました。
　
　　取り調べに対し、男は意味不明なことを話しているということで、警視庁は刑事責任能力の有無についても調べを進めています。（29日13:27）