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孤独でなければ、苦境を乗り切ることができる
99U:身近なコミュニティとつながる力を持った人は、苦境にあっても、それを乗り越えて成功する確率が高いということが、研究によって明らかになりました。
社会心理学者らによると、人は問題に直面した時、それと近い経験をしてきた人が身近にいれば苦境を乗り越えやすくなるそうです。同じように、仕事の忙しさや責任の重さに押しつぶされそうな時、やる気を与えてくれる場があれば、諦めかけていたような状況でも、がんばり続けるモチベーションを持つことができます。
だからといって社交的になる必要もありませんし、そのためだけにネットワーク構築のプロになって親しいグループやコミュニティを作って常に励ましてもらう必要もありません。HighriseのCEOであるNathan Kontny氏が経験から学んだことは、必要な時に尻込みせずに、助けやアドバイスを求めることが大切だということでした。助けを求める相手はネットで知り合った人でも通路の向こう側にいる同僚でも構いません。
特に経営者の多くが孤独に陥る傾向があります。事業が成功するまでは、現状を人に知られてはいけないと言われるからです。これは実にばかげたことです。
信じられないことですが、本当に多くの経営者たちが、事業がとても順調だと私に言っておきながら、その3カ月後には会社を倒産させているのです。もし彼らが悩みを話してくれてたら、私や彼らのコミュニティの誰かが手を差し伸べられたかもしれないのにです。
苦しい状況を乗り切ることができるかどうかは、誰に相談するか、どこまでためらわずに相談できるかにかかっています。もし相談できる人がそばにいて必要な時に新しい観点を与えてくれたり、モチベーションを上げてくれるなら、問題を1人で抱えてしまう人たちよりも壁を乗り越えれる可能性は高くなるでしょう。
Konthy氏は最後に、いくつかの異なる研究結果をまとめ、「常に成功している人たちは、自分の周りの良いコミュニティとつながりを持っている人たちである」と言っています。彼はこう書いています。
孤独でなければ、苦境は乗り切れただろうに。
The Best Indicator for Perseverance: Connections|99U
Tanner Christensen(原文/訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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