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抱き枕の最適な硬さは「あの」硬さ! 実は超重要な抱き枕の選び方を徹底解説
©iStock.com/2HotBrazil
睡眠コンサルタントの友野なおです。
肩こりや腰痛に悩む現代人はとても多く、そのような方々にとっては仰向けよりも“横向きの寝姿勢”のほうが楽に感じるかと思います。
しかし、横向きに寝ると、重力で上の腕が落ちてしまい肩にテンションがかかって肩こりが悪化したり、上の脚が落ちてしまうとお尻にテンションがかかり腰痛が悪化したりしてしまうことも…。
さらに、誤った寝姿勢が続くと体の根幹である背骨の土台「骨盤」の歪みにもつながる可能性があり、当然背骨の生理的湾曲にも歪みが生じてしまいます。すると血流が滞り、必要な栄養素や酸素が循環されない、老廃物や二酸化炭素が回収されない、冷え性になるなどの負のスパイラルに陥ってしまうことに…。
©iStock.com/vadimguzhva
そこで活用していただきたいのが、「抱き枕」です。体の位置を正しいポジションに固定して眠りに入ることで、血めぐりや自律神経の働きなども良くなり、快眠がサポートされます。
■抱き枕は、あのかたさがベスト!
様々なタイプの抱き枕が販売されていますが、選ぶポイントで重要なのは、「かたさ」。
かた過ぎては体が痛くなってしまうしリラックス感も得られません。逆に柔らか過ぎると、使用していないとき同様、上にきている腕や脚が落ちてしまうので効果は半減です。
目安としてわかりやすいのは、人間のカラダ程度のかたさ。誰かに抱きついているような感覚が得られるような抱き枕であれば、ベストな横寝体勢をキープしやすいでしょう。
©iStock.com/FlairImages■かたさ以外の抱き枕選びポイントとは?
かたさ以外での抱き枕の選び方としては、形状や大きさが大事なポイントとなります。
小さ過ぎると結局体が安定しないので、ある程度の大きさは必要です。さらに、シンプルな筒状のようなものではなく、体への絶妙なフィット感を実現してくれる形状のものが理想的。
また、カバーの取り外しができると気軽に洗濯ができるので、清潔に保つことができます。さらに、就寝中に寝汗をかくことを考えると、抱き枕のカバー素材は素早く汗を吸収してくれるタオル素材を使用しているものなどが良いでしょう。タオル生地のように伸縮性に優れたストレッチ性があれば肌への負担も軽減できるので、オススメです。
抱き枕は体の位置を安定に保ってくれるだけでなく、抱きつくという行為自体が安心感やリラックス感を与えてくれるというダブルで嬉しい効果が期待できます。横向きの寝姿勢が多い人は、ぜひ自分にあった「マイ抱き枕」を見つけてください!
(文/睡眠コンサルタント・友野なお)