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日本のスマホのマルウェア感染率はわずか1% – マカフィー調査
McAfee Labsは3月17日、「2014年第四四半期の脅威レポート」を発表した。
レポートでは、モバイルの脅威に関する統計データとして、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、北米、南米といった地域別のモバイルマルウェアの感染率を公表。日本における2014年第4四半期のモバイルマルウェアの感染率は約1%で、この感染率は、アジア地域全体の10%と比べるとかなり低いことがわかる。日本のユーザーの多くは、安全なサイトや信頼されているマーケットからアプリケーションをダウンロードしているということだ。
しかし、モバイルマルウェアは増加傾向にあるとしておりレポートでは2014年第4四半期の日本での感染数(検出数)の多いマルウェアやPUP(不審なプログラム)に関するトップ3を紹介している。
1位になったAndroid/DeaiFraudは悪質な出会い系アプリで、悪質な出会い系サイトに誘導するためのアプリケーションで、悪質な出会い系サイトに一度メールアドレスを登録してしまうと大量のスパムメールを受信することになる。
2位にランクインしたAndroid/Adware.AirPushと、3位にランクインしたAndroid/Adware.Domobは、ともに端末情報やユーザー情報を過剰に収集するアドウェアで、これらの実体は、広告収入を得る目的でアプリ開発者によってアプリに組込まれた広告モジュールとなっている。
端末の認証番号であるIMEI番号やIMSI番号、端末の詳細な位置情報、さらには端末の電話番号、端末にインストールされているアプリの一覧、IPアドレスやMACアドレスといった広範囲にわたる情報を収集しているのが特徴だ。