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日本は空中給油機への攻撃で中国空軍をマヒさせられるか?―中国メディア
網易軍事は6日「日本は給油機の攻撃によって中国空軍をマヒさせられるか」とする分析記事を掲載した。以下がその内容だ。
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近年釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題がヒートアップするにつれ、日本はますます中国の空軍力に注目するようになるとともに、中国が所有する少数のIL-78空中給油機を破壊すれば戦闘時に中国空軍全体をマヒさせられると認識しているようだ。実際はどうなのだろうか。
現在中国空軍の各種戦闘機は確かに航続距離が限られており、空中給油機の存在が重要であると専門家は語る。最も航続距離が長いH-6でも3000キロメートルとのことだ。給油機は大きくてのろいために簡単に標的にされ、防御力も持たないと認識されがちだが、そんなことはないという。
給油機は敵機と接触しない空域を選ぶため、撃ち落とされることはない。さらに、戦闘機が給油機を発見するのは困難であり、発見しても普通は距離が遠いため、いくらスピードがあっても攻撃を仕掛けるのは難しいのだ。
日本がIL-78を気にする理由は、その燃料搭載量と、ロシアの戦闘機が度々日本周辺を飛行する際、いつもIL-78が加わっていることにある。日本は改良版の三菱製F-2戦闘機に空対空ミサイルを配備して中国のIL-78を攻撃しようと計画しているが、専門家は「脅威にはなり得ない」と指摘する。
その理由はまず、日本の指揮制御システムが戦闘時にすべての役割を発揮し、戦闘機の攻撃や給油機を効果的に導けるかが疑問であること。次に、F-2戦闘機搭載レーダーの探知能力では、地面レーダーの補助なしに遠くの給油機を探知できない可能性があること。そして、F-2戦闘機搭載ミサイルの射程距離が足りないことだ。日本によると、AAM-4B空対空ミサイルの射程距離は120キロメートルだという。
専門家は「給油機が最も危険な時間は給油中だが、このオペレーションは自軍の制御空域内で行われるもの。日本の戦闘機に攻撃できるチャンスはないだろう」と語る。
実際、給油機が戦場に登場してから撃墜されたという記録はこれまでに1度もない。今後の戦場においても、日本が中国の給油機を撃ち落とすことは容易ではなく、これにより中国空軍をマヒさせるというのはなおのこと不可能なのである。
(編集翻訳 城山俊樹)