漂着の男性、甲板員と確認＝不明者の捜索続く―函館作業船転覆

　

　

　　北海道函館市沖の作業船転覆事故で、函館海上保安部は２８日、同市の海岸に漂着し、死亡が確認された男性は甲板員柳町武士さん（３９）＝青森県八戸市＝と確認した。同保安部などは不明者の捜索を続けている。

　　同保安部によると、転覆したのは熊本県上天草市の海運会社所有「第１８明祐」（１９トン）。２７日に函館港を出港し、宮城・石巻港に向かう途中、函館市沖約１．５キロの海上で転覆しているのが見つかった。

　　乗組員は４人で、現場周辺の海上で２７日、男性１人が発見されたが搬送先の病院で死亡が確認された。２８日早朝には、船内から甲板員永田勝行さん（６４）が救助された。永田さんの命に別条はない。