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無人飛行機でスーパーマンになってみた!? 世界初の「ドローン映画祭」が話題

 無人飛行機でスーパーマンになってみた!? 世界初の「ドローン映画祭」が話題

 
 『ゼロ・グラビティ』『マン・オブ・ スティール』『ホビット』など最新のデジタル技術を駆使した圧巻の映像美が話題の作品が続々登場する中、アメリカでは無人飛行機「ドローン」を使った撮影の芸術にスポットを当てた世界初のイベント「ニューヨークドローン映画祭」が行われ話題を呼んでいる。
 
 そもそも“ドローン”とは、無人で飛行することが可能な航空機で、軍事的な用途に利用される無人航空機を指して用いることが多かったが、撮影不可能な場所や、上空からの迫力の映像が撮れるとのこともあり映像業界を中心に最近注目を集めている。
 
 実際にハリウッドではダニエル・クレイグ主演作『007 スカイフォール』などでドローンを使用した撮影がすでに行われたそうだが、その際、アメリカでの撮影は許可されず、わざわざ他国で撮影を行っていたというエピソードもある。そこでアメリカでは昨年、米連邦航空局がテレビ番組や映画の制作会社6社に対し、ドローンを利用することを認可。それを受けて今回、映画祭が開催されたという運びだ。
 
 今回の映画祭で話題となったのは、「最優秀賞」に輝いた作品『Superman With a GoPro』。約3分間の中でカメラを頭に着けた“スーパーマン”が、市民の落とし物を届ける姿を描いたものだ。
 
 
 大空を飛び回り、敵と戦ったり、ビルから落ちてくる女性を助けたりと全て主観的な映像で作り上げた世界観が特徴の本作。ドローンならではの迫力の映像とスピード感で見応えたっぷりの作品に仕上げている。
 
 そのほかにも、先日日本で撮影が行われ、3人組テクノポップユニット「Perfume」も登場し、話題を呼んでいた海外アーティスト「OK Go」のミュージックビデオも映画祭に出品された。
 
 
 臨場感を重視した実験的な映像から、一つの風景を俯瞰して楽しめる作品まで。映画だけでなく様々なジャンルで今後、ドローンが活躍していきそうだ。
 
 (text:cinemacafe.net)
 
 

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