白血病で引退のS・ペトロフ、古巣で現場復帰へ。かつて中村俊輔と共にプレー

　

　

　　かつてスコットランド・プレミアリーグのセルティックなどで活躍した元ブルガリア代表、MFスティリアン・ペトロフが古巣アストン・ビラで、トップチームのスタッフとして現場に復帰を果たす。現地時間5日、クラブの公式ウェブサイトで発表された。

　　クラブを率いるティム・シャーウッド監督はペトロフについて、「クラブのマスコットになって欲しいわけではない。彼にはチームに多くの貢献をして欲しいと思っている。彼にはそれが出来る。数えきれない程多くのものをチームにもたらしてくれるだろう」と語り、早速大きな期待を寄せている。

　　現地時間3日に行われたウェスト・ブロムウィッチ戦でも、すでにチームに帯同していたという。

　　アストン・ビラでキャプテンを務めていたペトロフは、2012年3月に急性白血病と診断された。その後、治療は順調に進んだものの、選手としての復帰は叶わず2013年5月に現役引退を表明していた。

　　セルティック時代には2003年のUEFAカップ（現ヨーロッパリーグ）準優勝や、4度の国内リーグ制覇を経験。2005−06シーズンは元日本代表の中村俊輔と共に主力選手としてプレーしたが、翌2006−07シーズンにアストン・ビラへと移籍していた。