仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
脱マウス!トラックパッドを手元に投影するプロジェクション型「ODiN」
1961年に発明されたマウス、1990年に発案されたポインティングスティック、1994年に登場したトラックパッド。ユーザーインターフェースとしてのポインティングデバイスはPCと共に変化してきた。
そして2015年。ポインティングデバイスはバーチャルマウス、バーチャルトラックパッドという、新たなスタイルへと進化する。
■ 指の動きをセンサーで検知して操作するプロジェクションマウス
クラウドファンディングの『Kickstarter』において支援を募っている『ODiN』は、赤いレーザーで2ボタントラックパッドのアウトラインを投射。センサーが光を遮っている(指で反射している)場所を検知して、マウスカーソルの移動、クリック、ドラッグ、スクロール、ズームなどのコントロールが行える。
マウスは手首を反らす必要があるために、長時間使い続けていると腱鞘炎を誘発しやすい。しかし、トラックパッドよりも薄い(操作部の厚みは0mmだ!)『ODiN』なら、手首への負担が少ない。本体サイズがコンパクトなのに操作部が適度に広く、マウスポインタを細かくコントロールできるというメリットもある。
『ODiN』を入手できる最低支援額は49ドル。このロープライスな価格設定も効いているのだろうか。同機を提案したSerafimはファンディング終了まで56日を残しながら、5万ドルのゴールに迫る4万ドル以上を集めている(執筆時)。
■ 過去にはプロジェクション型キーボードがあった
サイバーで近未来的な印象を受ける『ODiN』だが、なんとなく見覚えがある人もいるかもしれない。
https://d2pq0u4uni88oo.cloudfront.net/projects/227480/video-510456-h264_high.mp4
実は元ネタ……と言っていいのかどうかは迷うが、2004年、リクエスト型ショッピングサイトの『たのみこむ』で公開された『バーチャルキーボード(VKB)』というプロダクトがあった。『VKB』は携帯情報端末(PDA)やWindows PC用に開発された有線型レーザー投映キーボードで、同様の技術は『Celluon Magic Cube』などに受け継がれた。
『Celluon Magic Cube』は、マウスとして操作することも可能だ。『ODiN』は世界初のプロジェクションマウスというキャッチコピーがつけられているが、実はすでにある技術をうまくまとめ直したモノ。ビジネスのチャンスは気づきにあるのだということがよくわかる。
【