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部屋に欲しい! 魚と植物の小さな生態系「アクアポニックス」
魚と植物が水の循環でつながる
「アクアポニックス」という栽培方法をご存じですか? Aquaculture(魚の養殖)Hydroponics(水耕栽培)を合体させた造語で、Aquaponics。その名のとおり、水槽で魚を飼いながら植物を栽培します。
AquaSprouts (C)おうち菜園
アクアポニックスは、2段構造になっていて、1段目で魚を飼い、2段目で植物を育てます。1段目と2段目はポンプでつながっていて、水が循環しています。そうすることで、魚のフンの養分として植物が生長する仕組みです。
インテリアにぴったりなアクアポニックス
アクアポニックスは、アメリカ発祥の栽培方法。海外では、こんなにオシャレなアクアポニックスも販売されています。
(C)Back to the Roots
カリフォルニア生まれの「AquaFarm」は、場所を選ばない小さめサイズ。
(C)AquaSprouts Garden
アメリカの大学生が開発した「AquaSprouts」。LEDライトつき。日本でも今年の夏に、ウェブサイト「おうち菜園」にて販売予定です。
(C)おうち菜園
ころんとした姿がかわいい「Aqualibrium」は、ニューヨーク生まれです。45cm四方のボックスを積み上げるスタイル。
(C)Aqualibrium
複数ならべてもおしゃれですね。こちらも、おうち菜園がパートナーとなり、日本上陸の準備中だとか。
(C)BENJAMINGRAINDORGE
フランスのデザイナーがデザインした「Floating Garden」。スタイリッシュです。インテリアとしても映えそう。
ユニークなアクアポニックスの仕組み
(C)おうち菜園
アクアポニックスは、市販の2段ラックを使って、手作りすることもできます。水槽となる1段目に水を入れて、植物を育てる2段目に床材を敷き詰め、ポンプでつなげます。
魚のフンが混ざった1段目の水が、ポンプで2段目まで引き上げられます。すると、2段目の床材のなかでバクテリアがフンを分解し、それを植物が吸収します。植物によって浄化された水は、ポンプを通って再び1段目に戻っていきます。そうして水槽の水がきれいに保たれるのです。
アクアポニックスでは肥料は不要です。また、農薬を使うと魚が死んでしまうので、自然と無農薬になります。
(C)Flickr/Maciej Wojnicki
植える植物は自由。根菜以外であれば幅広い種類を育てることができます。…