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SNSによる直接かつ世界規模の批判にもの申す米女優アシュレイ・ジャッド
インターネット、特にSNSは個人の意見を、即時に容易に公表できるメリットがある。だがその発言が誰かを傷つけがちであることは、我々が抱える現代の問題のひとつだ。
先日、ある米女優が人々の悪意にさらされた。このケースを彼女は、モラル問題を超えたハラスメントの刑事事件として告発することも検討しているという。
その経緯はこうだ。ケンタッキー州出身の女優アシュレイ・ジャッドは、出身大学のバスケットボールチームを応援するため試合観戦に出かけていた。試合中、相手チームの反則ギリギリの行為に怒りを交えつつ、ジャッドは「アーカンソー(州の大学。試合の敵チーム)はダーティ・プレイをしているのね(playing dirty)」とツイートした。“プレイング・ダーティ”という表現は、卑猥な意味にも取れる。そこに反応した人々はすぐさま彼女のツイートを揶揄(からか)い、SNSを通して言葉による「性的暴力をふるった」のだ。
ジャッドはすぐにこのツイートを削除したが、またたく間にこの“暴力”は拡散された。数日後、テレビの朝の情報番組に出演した彼女は、「あれほど多くの人々がインターネットを通して、露骨に、あからさまに性的暴力をふるうとは、まったく異常な体験だった」として、「刑事事件として告発する」ことも検討していると話した。
その後ジャッドは、今回の件について手記を発表。その中で、「今回私に起こったことは、インターネット上で何百万人もの少女や女性が経験した社会規範の壊滅なのです。(中略)女性に対する怒りは永久に潜んでいるもので、私のツイートは、その激情を表現する場として便利に使われたに過ぎません。こういった体験が世界中で報告されていることは知っていますが、私は自分に起こったことを具体的に挙げながら説明します」と、あくまでも個人レベルで憤っているのではないことを強調している。
というのも、ジャッドは2011年に出版した自伝の中で、4歳の頃から長年にわたってレイプなどの性的虐待を受けていたことを告白しており、06年にリハビリ施設に入って精神的に克服した現在は、性的虐待の被害者の女性たちの支援をしているのだ。
そんな中、16日(月)にTEDでスピーチをしたモニカ・ルインスキーも、インターネットで誹謗中傷を受けた自身の体験を語った。10年ぶりに公の場に姿を現したというルインスキーは、22歳の頃のビル・クリントン元米大統領との不倫について「自分の過ちについて考えない日はない。…